昨日は石川県小松市内の小学校を訪問しました。5年生の子どもたちに授業公開を行いました。元気な子どもたちは,1~5の数を使って答えが0~15になる計算探しに取り組みました。計算途中から,答えが2でわれない数(奇数)しかできないことに子どもたちは気付いていきました。
発想豊かで次々と呟きが生まれてくる楽しいクラスでした!
昨日は石川県小松市内の小学校を訪問しました。5年生の子どもたちに授業公開を行いました。元気な子どもたちは,1~5の数を使って答えが0~15になる計算探しに取り組みました。計算途中から,答えが2でわれない数(奇数)しかできないことに子どもたちは気付いていきました。
発想豊かで次々と呟きが生まれてくる楽しいクラスでした!
今日は石川県小松市の小学校を訪問します。これまで数年間に渡って訪問している学校です。これまでは北陸線経由で訪問していましたが,今回は長野経由での訪問です。不思議な感覚です。
研修では先生方の授業を参観します。その後は,私も授業を行います。どんな出会いが待っているのでしょうか。楽しみです!
今週末の6月20日(土)に大阪府吹田市で算数セミナーを開催します。テーマは,「子どもが探究していく愉しい算数」です。まもなく満席です!
詳細は,以下をご覧ください。
◆開催日時:2026年6月20日(土) 13:00〜17:00
◆場所:吹田市活動交流館今日の午後,本校の若手算数教員に算数ミニミニ講座を開催しました。90分程の時間でしたが,密度の濃い時間となりました。今月13日(月)の石川県小松市の講座,20日(土)大阪吹田市の講座の一部を演習形式で進めました!
いつもは多くの先生を相手に講座を進めていますが,こんな少人数な講座もいいですね!家庭教師みたいな時間となりました!
「答えが30に近い方が勝ちゲームをしよう」
このように投げかけます。クラスを半分に分けます。□.□□×□.□の中に,封筒に入っている数字カード(0~9)を入れていきます。どこに入れても自由です。積が30に近い方が勝ちゲームです。
数字カードをマスの中に順次入れていきます。例えば,4を引いたチームは一の位にそのカードを置きました。その際に「一の位に4を置いた気持ちは分かりますか?」と尋ねます。
「もし一の位の7が出たら勝てるから」と,未知の位に出てほしい数字の話題が生まれてきます。このように,数字カードを位のマスに入れていくたびに,気持ちを尋ねていきました。
2回戦では,ルールを少し変えました。封筒の中にラッキーカードを1枚加えます。このカードは,どんな数字にも変身ができる魔法のカードです。うまくラッキーカードを引いたチームは,そのカードを1/10の位に入れて5に変身しました。最終的に,このチームは7.59×4.0とう式を作りました。答えは30.36でかなり30に近い数でした。ラッキーカードが有効に働いた結果でした。
授業テラス主催に対面セミナーが,8月1日(土)12時~東京都港区立産業振興センター1階で開催されます。テーマは,「より深い学び」です。
以下のちらしをご参考に,お申し込みください。
「1m60円のリボンがあります。4.7mでは何円ですか」
この問題を出題します。式は60×4.7です。しかし,このままでは計算できないので,かける数を10倍して計算します。答えは2820ですが,先ほど10倍して計算したので10でわります。
ここまでは前回の学習でも取り組んでいます。その後,「60×4.7を筆算にしたら?」と投げかけます。計算ではなく,筆算の書き方を訪ねます。
子どもから生まれてきたのは,板書の2通りです。グーの筆算の気持ちを考えさせます。
「位を揃えた」
「小数点を揃えた」
これまでの既習の加減乗の筆算と同じように位取りを意識した筆算です。この視点で考えると,パーの筆算は位がずれています。しかし,この筆算について子どもたちは次のように説明します。
「位が揃っていないよ」
「いいんだよ。借金して10倍すると,60×47の式になる」
「60×47とみて計算するから,これでいいんだよ」
「でも最後に借金を返すから,答えを10でわる」
60×4.7を整数の計算に置き換えて計算するから,パーの筆算形式でよいとする考えです。
その後,グーの方法でも計算します。ところが,うまくいきません。結局,60.0×4.7と見なして計算するとうまくいくことが見えてきました。その場合は,かけられる数・かける数を両方とも10倍する借金をします。最後は,両者の借金を返すので100で答えをわります。こうなると,パーの計算と同じことをしていることになります。これは「大変」という声がたくさんあがってきました。
恒例の全国算数授業研究大会の申し込みが始まりました。
今回のテーマは,「探究がはじまる! 算数で育てたい子どもの『見る目』」です。
日時:8月4日(火)・5日(木)
会場:筑波大学附属小学校
会費:7000円
私は,最終日の講演を担当します。チラシをご参考に,以下のアドレスからお申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/e0c4b5dd21d46b50f6d277884641a987/
6月27日(土)19時から,授業テラス主催のオンライン講座が開催されます。テーマはずばり「評価」です。ご興味のある方は,以下のチラシを参考にされお申込みください。
https://peatix.com/event/5030183?k=f41e613d834674d0263249f169299d6034e7ae21
テストの結果のみで評価をつけていませんか?
普段の授業から評価をしていますか?
評価はあくまで手段で、子供のより良い姿をみとること、
子どもをより良い姿に変えることが目的です。
尾崎先生がその悩みについて解決してくれます!
何を評価するのか
子どものどこを見て評価するのか
評価で子供をどうかえるのか
【日時】
2026年6月27日(土)19:00〜20:00
【プログラム】
18:50 受付
19:00 オープニング
19:05 尾崎先生によるセミナー
19:55 質疑応答
20:00 クロージング
本セミナーは対話を重視するため、お顔出しできない方はご参加いただきません。
お顔出しできる方のみ、ご参加いただけます。
「1m80円のリボンがあります。①のリボンの代金を求めましょう」
2本のリボンを提示します。見た目で,①の長さを予想させます。
2m,1.5m,1.8m,1.9m
様々な長さの予想値が出されました。長さが2mの代金は,80×2と立式できます。これは既習です。次に,1.5mの場合を考えます。代金を求める式は,80×1.5と当然のように声があがります。
そこで,「本当に小数倍してもいいの?」と尋ねます。これは難しい問題でした。しかし,次の声があがります。
「2mは2倍だから,80×2とできる。同じように,1.5mは1.5倍だから,80×1.5とできる」
つまり,整数倍で立式できた論理を,小数倍にもそのまま当てはめることができるという論理です。数学の世界で,形式陶冶と呼ばれる考え方です。それが子どもから生まれたのが驚きです。
その後,80×1.5の計算の仕方を考えました。
「1.5を10倍して15にする。借しを作る」
「答えは1200円だけど,借しを作ったから,その借しを返すから10でわる」
「借しを作る」「返す」という発想が子どもらしいですね。
「50に近い方が勝ちゲームをしよう」
このように投げかけます。十の位~1/100の位の空欄に,封筒から数字カードを順に取り出し,50に近い数字になるように入れていきます。
数字カードが引かれる度に,教室は賑やかになりました。例えば,最初に「9」を引いたチームは,一の位にそれを置きました。そこで,「一の位に9を置いた気持ちは分かるかな」と問いかけます。
「十の位に4が来てほしいから」
「4が来ると49になって,50に近くなるから」
50に近い数字を作るための背後にある論理をあぶり出していきました。
残った数字カードの種類も考えながら,子どもたちはどの位に数字カードを置いたらいいのかを推測していきました。
49.□□□になったチームが,次に引いたのは「6」でした。この「6」を1/1000の位に置きました。「49.876なら勝てる」と,残りの数字カードをもとに考えたのです。
ところが,ゲームを進めるとこのチームは「49.176」となり相手に負けてしまいました。
「49.876にしたら勝てたのに」
カードを置く位置を変えることで,勝利を掴むことができたという声があがります。次のカードを予測しながら展開するゲームの面白さですね。
「じゃんけんアップダウンゲームをしよう」
子どもたちに投げかけます。クラスを2チームに分けた対抗戦です。代表がじゃんけんを行い,その結果によって,最初の得点がアップダウンします。
5回ゲームを進めました。どうしたことか,片方のチームだけが一方的に得点が増え続ける結果となりました。
さて,ここまでのデータから「小数点の位置が変わっていない」という声があがります。一方,その声に対して「えっ?」という疑問の声も聞こえてきました。
先ずは,「小数点の位置が変わっていない」という声の意味を読解します。各回の得点を縦に見ていくと,小数点の位置が固定されていることが分かります。
次に,「えっ?」という声の意味を読解します。「小数点が違う位置にある」と声があがります。この声をヒントに,「小数点が1/10になると左に1個動く」という小数点の位置の変化へとつなげることができました。この視点に立つと,勝ち続けた場合は,小数点の位置の動き方が先ほどとは反対になるこが分かります。
10倍,100倍,1/10倍,1/100倍したときの小数点の動きを,ゲームを通して学習した1時間でした。
「内のりが縦20cm,横25cm,深さ15cmの直方体の水槽があります。8cmまで水が入っています。この中に,縦横10cm,高さ30cmの直方体を水槽の底に着くまで入れます」
この問題を見た子どもから,「昨日と同じ」「でも,大きさは違う」と声があがります。また,この声を聞いて,昨日のノートを見返す姿も見えてきました。
問題場面に出会ったとき,既習と比較することや違いを見つめる視点をもつことが大切です。前日に取り組んだ問題の類題でした。
違いに気づくことで,解決の糸口の一つが見えてきます。難しい問題でしたが,既習との関連付けや,式の読解を進めることで解決を進めることができました。
「縦18cm横12cm高さ20cmの直方体の箱があります。深さ16cmまで水を入れました」
この体積は求められます。3456㎤です。
「ふたをして,面Aが底になるように倒すと,水の深さは何cmになりますか」
これは難問でした。立体を90°回転させます。その際の水の深さを求める問題です。
式を板書させ,式の読解を行うことにしました。
3456÷(20×12)=14.4
3456は,箱に入っている水の体積です。
20×12がなにを示すのかが難問でした。底面の体積と考える子どもが多数いました。しかし,この考え方は体積の学習としては妥当ではありません。20×12は面積になってしまいます。面積は平面であり,体積のように立体的にはなりません。
そうなると,この式の最初の20個がなにを指すのかが問題となります。
「高さ1cmの1㎤の箱が20個並んでいる」
「それが12列あるってこと」
「これが何段あるかを考えるから,割り算をする」
全体の体積を底体積でわることで,水の高さが求められます。
12個の1㎤のブロックを子どもたちに配布します。このブロックを全部使って,次のように問題を提示します。
「12㎤の複合図形を作ります。式と見取り図も作ります」
子どもたちは,様々な複合図形を作っていきます。授業では取り扱っていない形を作る子どももたくさんいました。
その後,ある子どもの式だけを板書します。
「この式からどんな複合図形がイメージできますか?」
このように尋ねます。式を読解する学習です。
子どもたちを悩ませたのが,次の式です。
「1×2×1×6」
3つ目の「×」を書いた瞬間に「えっ?」「さっきは+」などの声があがります。違和感を抱いたのです。それまでの複合図形は,2つの式を「+」や「ー」でつなげていました。しかし,この式は「×」だけで構成されているからです。
この式は,2つに分割することができます。「1×2×1」と「×6」です。この分割の意味が見えてくると,この式から見える図形がイメージ化できます。しかし,この式を読解することは難しかったようです。
板書右の見取り図が描かれると「そういうこと!」という納得の声が聞こえてきました。直方体が6個分あるというイメージです。
この式を考えた子どもの実際の図形は,板書下にある見取り図です。これも「1×2×1×6」となりますね!
子どもたちに,横500cm,縦300cm,高さ400cmの立体の体積を求めるように指示します。見えたままの数値を使うように条件を付けます。
計算途中で聞こえてがきたのが,「面倒」「大変」という声でした。
計算は「300×500×400=60000000(㎤)」となります。ここで,「面倒」「大変」の気持ちを読解していきます。
「0が多すぎる」
「もっと省略したい」
「計算が面倒だ」
「単位を変えたい」
「㎥はないの?」
「㎥」の単位は未習です。しかし,これまでの子どもたちの学習の履歴から考えると,生まれて当然の単位です。
そこで,大変すぎて単位を変えた経験値を訪ねます。
「水のかさ1000mLは1L」
「重さ1000gは1㎏」
「面積10000㎠は1㎡」
水のかさ・重さ・面積の3つの領域で,子どもたちは単位の置き換えを学習してきています。今回もそれと同じ手法で体積の単位も置き換えようとするアイディアです。
算数では,このように繰り返し登場する似たような見方がたくさんあります。それを明確にあぶり出して見える化するのも授業の大切な役割です。
箱の中身の大きさ比べをしていました。水→砂を入れて数値化を試みますが,いずれも正確に測定することはできませんでした。
そこで生まれてきたのが,ルービックキューブを解体したもの・さいころを入れるという声です。大きさも質も同じものを入れて,その個数を数値化して比べるアイディアです。ここでも数値化の見方が一貫して登場してきます。
そこで,小さいサイコロブロックを子どもたちに配布します。ただし,その個数は少めに配ります。
子どもたちは,箱の中にブロックを詰めていきます。しばらくすると,「たりない」「全然たりないよ」と声があがります。すると,その声を聞いた別の子どもから「1段分が分かればできるよ」と声があがります。
この声の意味を読解していきます。
「1段目に35個入れば,それが上に6段あるから35×6で計算で分かる」
「それなら,縦横でもいける」
「1段目も計算でいける」
「横に並ぶ個数が縦に何列あるか考える」
「横に7個並ぶ。それが5列あれば,7×5で1段目も分かる」
ブロックが不十分であったことで,その総数を計算で求めようとするアイディアを引き出すことへとつながっていきました。この見方は,体積の公式そのものです。教具が不十分な場面に意図的に出合わせることで,計算を行う必要感を引き出していくことができました。
前回作成した箱の中身の大きさを比べる時間です。
「どうやって箱の中身を比べますか?」
このように投げかけます。その時に聞こえてきたのが,「水を入れる」というう呟きです。この声の意味を読解します。
「水を入れて大きさで比べる」
「重さで比べる。gとか」
「水のかさで比べる。Lとか」
「大きさで比べると,数字で比べられる」
見えない箱の中身を数値化する見方は,重さでも水のかさでも共通しています。「数値化」の見方を価値付けます。
「数値化」のアイディアをもとに,水を入れて重さを測る実験を行います。2つの形の違う箱に水を入れます。Aには1dL,Bには1.5dLの水が入りました。しかし,かなりの水が箱の隙間から漏れてしまいました。これでは正確には測定できません。
そこで生まれてきたのが「砂を入れる」考えです。子どもからは「重さで数値化できる」と,つい先ほど使った見方を活用する声が生まれてきました。
グラウンドで砂を箱に入れて重さを測定します。ところが,同じ形の箱なのに重さが異なります。乾いた砂を入れる子どもと,湿った砂を入れる子どもがいたからです。またしても正確には測定ができませんでした。
「まったく同じものを入れたらいい」
このアイディアが生まれてきました。任意単位につながるアイディアです。ここで時間切れとなりました。次回は,任意単位からスタートします。
「周りの辺の長さの合計が同じ四角い立体があります。中身の大きさは同じですか?」
このように投げかけます。その時に聞こえてきたのが,次の声です。
「面積もそうだったよ(だから中身も違う」
この声の意味はすぐには共有されません。この声の意味を読解していきます。
「面積は辺の長さが同じでも面積違った」
「だから,中身も同じとは限らない」
面積での見方を体積に応用しようとする考えです。1年前の学習と関連付けていくよき見方が生まれてきました。
しかし,今回は体積です。辺の長さとの間に関係はないのでしょうか? 一部の子どもたちは「中身は同じ」と考えています。
そこで,一番中身の大きさが大きくなりそうな立体の見取り図をノートに描かせます。
その一部を板書します。見た目も大きさもバラバラです。子どもからは「辺の長さを教えてほしい」と声があがります。
辺の長さの合計は72cmです。その後,このデータをもとにして,自分がノートに作図した立体を実際に作ります。箱を実寸大で制作して,中身の大きさを調べる次時の活動へとつなげていきます。結果はどうなるのでしょうか・・・。
「公約数を見つけよう」
このように投げかけ,順次公約数を見つけていきます。5と42の公約数を見つけていたときのことです。代表の子どもが,5の約数1,5を書きます。次に,42の約数を,1,2,3,6と書きました。そのときに聞こえてきたのが,「全部書くの?」「5過ぎたよ」という声です。
そこで,この声の意味を読解していきます。
「5と42の約数だから全部書かなくてもいいよ」
「6より上の約数はいらない」
「5の約数は1と5で,それより大きい約数はないから,42の約数の6より上は必要ない」
「だから,6より上の約数はない」
子どもたちの説明が続いていきました。「あー」「そういうことか」という納得の声があがってきました。
その後,「5過ぎたよ」の声の意味をペア説明とノート記述で再現させました。見方・考え方はアウトプットしないと定着は難しいからです。
この声の意味を活用して,「14と60「6と12」の公約数も探していきました。
子どもの呟きから授業を創り上げる愉しさが実感できた1時間でした。
「縦12cmと横18cmの長方形の中に,合同な正方形を敷き詰めます。隙間なく敷き詰められるのは,正方形の一辺の長さが何cmのときですか」
問題文から場面がイメージできる子どもと,そうではない子どもがいます。また「1cmならできる」という声もあがります。
そこで,一辺が1cmの正方形が本当に敷き詰められるのか実験します。実寸大で作図する子ども,1/2のサイズで作図する子どもなどがいました。作図中に聞こえてきたのが「大変」「面倒」の声です。
作図を行うと,1cmの正方形が敷き詰められることが確かめられます。ところが「作図はきりがない」という声も聞こえてきます。先ほどの「大変」「面倒」の声とともに,価値ある声が聞こえてきました。
そこで,もっとよい方法はないかを考えます。そこで聞こえてきたのが「約数を使う」「公約数を探す」の声でした。
そこで,公約数を探します。すると,2cm,3cm,6cmの正方形も敷き詰められることが見えてきました。
「約数が多い数はどれですか?」
このように投げかけ,目を閉じさせます。その後,現れたのが24,48,60,84でした。直感でどの数字の約数が多そうか判断させます。84と予想する子どもが半数近くいました。
そこで「84が一番多いと考えた人の気持ちを予想しよう」と投げかけます。
「84の一番大きい約数は84,一番小さい約数は1」
「1と84の間が一番遠いから,一番多くなる気がする」
「60は一番小さい約数が1,一番大きい約数が60。間が59だから間の数が少ない」
84の約数の数が最大になると考える気持ちを読解しました。答えを見つけることよりも,子どもたちの論理を読解していくことが算数授業では大切なのです。
その後,各約数を書き出して確かめます。結果は,60と84が約数が一番多いことが分かりました。この約数を書き出しているときに,「数字が大きいからと言って,約数が多いとは限らないよ」とつぶやく声が聞こえてきました。後半は,この声の意味を共有していきます。
「例えば83は1と83しかないよ」
具体的な数値例が生まれてきました。83の約数は2つしかありません。数の大きさと約数の数には比例的な関係がないことも見えてきました。
フジテレビで「サバ缶,宇宙へ行く」というドラマが放映中です。旧・小浜水産高校が宇宙食となるサバ缶を開発するストーリーです。ドラマでは若狭水産高校として描かれています。
先日の放送回の中で,教師の気づき力がていねいに描かれた場面がありました。東京育ちの女生徒が周りの生徒たちから疎まれた存在となっていました。彼女自身も地方での暮らしに嫌悪感を抱ていました。サバ缶開発にも乗り気ではありませんでした。
そんな彼女を変えたのが教師の気づき力でした。HACCPの認証を獲得するために生徒全員でサバ缶製造室の改造に取り組みます。その時の彼女の何気ないHACCP獲得のためのいくつかの動きを見ていたのが担当教師でした。その気づきを彼女だけでなく,周りの生徒にも教師は伝えます。この教師の気づき力が,彼女を,そして周りの生徒たちの彼女への見方も変えていきました。ていねいなドラマ作りに感心してしまいました。
これはドラマの中でのストーリーですが,同様のことは現実の教室でも起こります。授業場面だけでなく,学校生活での何気ない子どもの気配りある動きを教師がいかにキャッチできるかで,授業がクラスが変わっていきます。
先日は私が担当する5年生の算数授業を別教室で行いました。授業が終わった時,一人の女の子が机上の消しゴムカスを手で集めてゴミ箱に捨てる姿が目に入りました。「えらいねえ」と褒めると,ニコッとして教室へと戻っていきました。
新学期が始まって2週間が過ぎました。教師の気づき力をアップして,授業をクラスを変えていきましょう!
6月20日(土)大阪府吹田市で算数セミナーを開催します。テーマは,「子どもが探究していく愉しい算数」です。詳細は,以下をご覧ください。
◆開催日時:2026年6月20日(土) 13:00〜17:00
◆場所:吹田市活動交流館「正方形のタイルをつなげて,四角いビルを作ろう」
このように投げかけます。
タイル1枚なら,ビルは1階建ての1パターンできます。
タイル2枚はどうなるでしょうか。これは1階建てと2階建ての2パターンできます。ここで生まれてきたのが,「次は3つで3パターン」という声です。この声の意味を読解します。
「1つで1パターン,2つで2パターン」
「タイルの数とビルのパターン数が同じだから,3つで3パターン」
タイルの数とビルの種類数に関数的な きまりを見出そうとする姿が生まれてきました。
実験でタイル3枚を確かめます。結果は,1階建て,3階建ての2パターンです。子どもたちが見出し始めた決まりは破綻しました。
しかし,ここで新たなきまりを模索する声が生まれてきます。
「1,2,2,3,3,3,4,4,4,4とパターン数が変わる」
「4つのときは4パターンになる」
多くの子どもは,このきまりに自信を持ち始めています。
そこで,タイルが4枚の場合を実験します。結果は,1階建て・2階建て・4階建ての3パターンできました。新たなきまりは当てはまりそうです。
次はタイル5つを実験します。きまり通りなら,3パターンできます。結果は,1階建てと5階建ての2パターンしかできません。またしても予想したきまりが破綻します。
するとまたまた新しい決まりの予感の声がします。
「例えばタイル4枚なら,4÷1=4,4÷2=2,4÷4=1でわれる」
「われる式の数と,パターン数が同じ」
「???」
「タイル3つもそうだよ。3÷1=3,3÷3=1でわれる式は2つ。パターン数も2つ」
「そうか!わかったぞ」
事例が2パターン取り上げられたことで,一気に理解が深まりました。抽象的な言葉で伝わりにくい内容は,いくつかの具体例で説明することでイメージ化が一気に進みますね。
わりきれる整数の数が,タイル数の約数と同値となっています。約数・素数との出会いの授業でした。
今日は,北海道帯広市で研究主任研修会に参加しました。市内の小中学校の研究主任の先生方が集まりました。
授業創りの基本コンセプトやその具体例,校内研修の意味やその改善策を先生方にも考えていただきながら演習形式で進めていきました。
校内研修のゴールは自校の子どもたちの学力向上です。そのためにどんな手立てを講じることがベストなのかを考えていけば,自ずから研修方法が見えてくるのではないでしょうか。小中学校の校種をこえて,よい学び合いができました。
「縦6cm,横8cmの長方形のタイルを隙間なく並べて正方形を作ります。タイルは何枚必要ですか」
この問題文から,すぐに映像が浮かぶ子どもは多くはありません。そこで,どんな映像が浮かんでいるのかをノートに書かせます。
最初にタイル4個を縦・横ともに2個ずつ並べたイメージ図を提示します。「これで正方形が完成したね」と投げかけます。すると,次の声があがります。
「長方形だよ」
「横16cm,縦12cmだから違うよ」
具体的な長さの話題が子どもから生まれてきました。これで,前述の図形が長方形であることが見えてきました。その後,タイルを縦にも横にも伸ばしていきます。すると一辺が24cmの時に正方形になることが見えてきました。これで正方形が完成です。そこで,「図を描けば,正方形が見つけられるんだね」と投げかけます。
すると「そんなことしなくても分るよ。倍数を書いていけばいいよ」と声があがります。24cmを2倍,3倍と計算していくことで,別のサイズの正方形を見つけていくことができるのです。「図を描くよりも,こっち(倍数か書く)の方が簡単」と,倍数を書き出す方法のよさに気づくこともできました。
「3拍子と4拍子のリズム打ちをしよう」
このように投げかけ,クラスを半分に分けてそれぞれのリズム打ちを練習します。その後,一緒にリズム打ちを始めます。
すると,ある場所で両者のリズムが揃う瞬間が生まれます。「気のせいだ」「たまたまだ」という私の挑発に対して,「たまたまじゃない」「図で説明ができる」などの声があがります。
××○と×××○の3拍子と4拍子の図や,3,6,9,12や4,8,12の各倍数を書き出していくことで,子どもたちは12回目にリズムが揃うことを発見していきます。
この後,「12回目に揃ったのはたまたまだね」と投げかけます。すると「たまたまじゃないよ」「もっとあるよ」「24,36回目も揃う」と声があがります。しかし,12から先の世界の見え方は一様ではありません。
「12のセットが」
「セット」という素敵な声があがります。この意味を読解します。
「このセットが,もう一つできると24」
「またセットができると36・・・」
12のセットを何回もコピーして公倍数を探るという見方が生まれてきました。公倍数とセットという言葉は,場面をイメージ化するのにとてもよい言葉でした。
倍数・公倍数の導入場面でした。
昨日は島根県出雲市の校内研修に参加しました。私の算数授業ビデオを上映しながら演習&解説を行う研修です。今回訪問する学校は,数年前から年間2回入っています。少しずつ,しかし着実に先生方の指導力が向上しています。
公立校は新年度になると新しいメンバーが異動してきます。そのフレッシュな先生たちに算数授業の進め方をイメージ化してもらうためにも,4月の早い段階で行うビデオ演習はよい研修方法ですね。
「十字架の中に数を入れて,縦の合計・横の合計が同じになるようにしよう」
このように投げかけます。1・2・3・4・5の数字を1つずつ入れていきます。
先ずは,十字架の真ん中に1を入れたパターンを試します。しばらくすると,「できました」の声がします。問題になったのは,数字の位置を変えたものを,同じと見なすか否かでした。この話題を考えたときに出てきたのは,次の声でした。
「1~5の合計は15」
「真ん中の1を引くと14になる」
「縦・横は(真ん中を除くと)7になる。7になるのは2+5と3+4しかない」
「組み合わせはこれしかないから,場所が変わったものも同じだよ」
その後,真ん中が2の場合を考えます。すると「2は作れない」と声があがります。その理由を,先ほどの声をもとに説明していきます。
「15-2で13」
「13÷2=6あまり1になるから,2つに分けられない」
「(真ん中を除いて)縦の合計が6だと,横の合計は7になるからできない」
さらに,「真ん中が奇数ならできる」という声が続きます。
「奇数-奇数=偶数」
「偶数なら2つに分けられるから,真ん中3は計算できる」
十字架問題を,既習の偶数・奇数とそれらの計算の組み合わせから考えていくことができました。十字架に入れる数値から式化の発想へと広げていける見方が柔軟ですね。
長方形が3段積み重なった図形を提示します。
「一番上の□が奇数になったら当たりゲームをしよう」
このように投げかけ,代表の子どもが3枚の数字カードを袋から取り出します。0,14,12のカードが 取り出されます。最下段のどこに並べても,一番上は偶数になってしまいます。
2回戦も同様の結果になりました。すると次の声があがります。
「偶数+偶数は偶数になるからだよ」
「奇数がないとだめだよ」
そこで,3回戦を行います。今度は奇数の1,13,5が取り出されます。ところが1番上は偶数になってしまいました。子どもからは,次の声があがります。
「例えば5+3=8だから,奇数+奇数は偶数になる」
「あまり1+あまり1をするから,あまりが0になる」
さらに,これらの数を図で説明する子どももいました。〇を使って,5と3を表します。あまり1の部分だけ飛び出す図です。この2つを合わせると,長方形になります。
「5は1飛び出している。3も1飛び出している。2つを合わせると,飛び出しがなくなる」
「一人ぼっちの〇と一人ぼっちの〇を合わせるから,2人ぼっちなる」
〇の図を使うことで,奇数・偶数を知らない友達にも奇数と奇数を合わせると偶数になることが分かりました。
その後,偶数と奇数が混ざらないと1段目は奇数にならないことが見えてきました。
「あまった方が負けゲームをしよう」
子どもたちに投げかけます。ルールは次の通りです。
①2人1組でゲーム
②1人2ます交互に印をつける(じゃけんで勝った方が先につける)
③最後に1ますあまった人の負け
封筒に入ったゲーム用紙を順次取り出し,ゲーム開始です。
封筒には4種類のマス目ゲーム用紙が入っています。ゲームが進行すると,「また引き分け」「全部引き分けだ」という声と「4勝0敗」「3勝1敗」という声が聞こえてきました。
しばらくすると「マス目に秘密がある」と声があがります。なにかに気づいたようです。
そこで,全部引き分けチームのマス目は,28,36,32,24マスでした。一方,勝負がついたチームのマス目は,35,21,37,25マスでした。
このマス目数を見た子どもたちが,数を分析します。
「勝負がつくのは,2でわると1余る」
「引き分けは,2でわるとわりきれる」
マス目の数が,チームによって異なっていたのです。つまり,偶数マスだけのチームと,奇数マスだけのチームがあったのです。
偶数・奇数の学習の1コマでした。
ようやく今年度初めての出会いの算数授業を行いました。
「次の計算をやってみよう」
このように投げかけ,①21×24 ②12×42と順に問題を提示します。
②の計算を終えた子どもから「答えが同じ」という呟きが聞こえてきます。さらに,計算の式の一の位と十の位が入れ替わっている気づきも生まれてきます。きまりに気づいた声です。一方,「数字は無限にあるからたまたまかもよ」という声も聞こえてきます。すぐにきまりに満足しない態度も大切ですね。
そこで,他の問題で実験です。3・4問目,5・6問目の計算も答えが同じになりました。するとここで,「あっ!」という声があがります。なにかに気づいた声です。
「①の(一の位)は縦に計算すると1×4で4。②も縦に計算すると2×2で4」
これで新しいきまりに共感する声が続きます。
「十の位も縦に計算すると,2×2で4と1×4で4」
「だったら③と④もそうなっている」
「一の位は3×4で12と2×6で12。十の位も2×6で12と3×4で12」
答えが同じになる式に隠れた秘密を見つけることができました。この日は20分授業だったので,ここで時間切れでしたが,授業後「⑤と⑥も同じになっているよ」と,さらに場面を拡張して考える子どもの姿も見られました。子どもの発想は豊かで柔軟ですね。
この教材は,学校図書3年生の教科書にも掲載されている内容です。
今年は5年生3クラスの算数を教えています。勤務校(国立学園小学校)も立場(教頭)も変わりましが,算数授業は引き続き担当しています。
昨晩は,オンラインで授業テラス主催の春休みセミナーを行いました。体育の河田先生(東京)とのコラボ企画でした。
私からは,最初の算数授業だけではなく,子どものとの出会い直後に算数ノートを配る場面から仕掛けが始まっていることを話させてもらいました。教師が親切心だと思って行っていた行為が,実は子どもを育てるという視点に立つと逆効果になっていることを提案しました。
算数授業にも学級経営にも,ちょっとした仕掛けと子どもを見る目が必要ですね! みなさん,もうすぐ新年度がスタートします。しっかりと準備を進め,よき出会いを演出しましょう!
昨日は故郷・佐渡の小学校を訪問しました。離島留学性が大半を占める学校です。複式2学級を参観しました。離島留学生の子どもたちの素直な反応と適度な距離感を保つ先生方の授業力に感心しました。
訪問した学校はいわゆる僻地複式校でした。しかし,そこで学ぶ子どもの反応に地域差はありませんね。素直な反応が素敵でした。
2025年度の学校訪問は,故郷・佐渡でフィナーレを迎えました。
昨日は,初等部卒業式でした。2年間担任した子どもたちが巣立っていきました。本当にかわいい子どもたちでした。
最後の授業は「夢を叶える法則」でした。算数とは関係ないですけど…。百分率を提示したから,少しは関係あるかな(笑)
明日は,故郷・佐渡の小学校を訪問します。
今日からは,次の出会いに向けた準備を始めます!
授業テラス主催の以下の講座が3月28日(土)18時30分からオンラインで開催されます。お申し込み,詳細は以下からどうぞ。
https://peatix.com/event/4923894/view?k=ffde67ce05f95c73fbc3d1c4183dffbbc49505f8
3月13日,明治図書より「2026年版 学級づくり授業づくりの技術200」が発刊されます。
学級づくり・授業づくりの技を合計200個,全国の先生方に分担していただき完成した本です。お申し込み,詳細は以下からお願いします。
一昨日は,大阪府吹田市で,大阪の若手教師と和歌山県田辺市の若手教師のコラボ研修会が開催されました。
授業動画上映によるパネルディスカッションや,ワークショップなどが開催されました。若手の先生が,緊張しながら自分のワークショップを進める姿が微笑ましかったですね。子どもが発表する時の緊張感も,きっと同じですね。
2つの地域の先生が,発表という形を通して,切磋琢磨する姿が頼もしく見えました。こんな先生が,全国各地にいらっしゃれば,この国の教育も大丈夫です!
今日は6年生最後の参観日でした。美術館の定理を公開しました。
「□角形の美術館があります。最低,何台のカメラがあれば,完璧に監視できますか」
この問題を提示します
。三角形,四角形,五角形は1台で監視できます。とろこが,六角形になると,カメラは最低2台必要になります。ここまでの事実から,「2が3つ」と声があがります。きまりに気づいた声です。
「1台,1台,1台と来たから,次も2台,2台,2台となる」
「九角形になったら3台になる?」
子どもたちから,変化のきまりへの気づきの声が生まれてきました。
その後,七角形,八角形と順次実験します。八角形に3台バージョンがあるのではないかで盛り上がり,九角形までは進めませんでしたが,子どもたちが前のめりになった最後の参観でした。
○3個,□2個,△1個が書かれたサイコロを2つ用意します。そして,次のように尋ねます。
「サイコロ2個を同時にふります。どの組み合わせが一番多く出ますか?」
子どもからは「○○に決まっている」と声があがります。なぜなら,「○が一番多いから」です。子どもたちは自信満々です。
そこで,実際にサイコロを振って実験します。1人20回振ります。その後,各組み合わせの数を計算します。
子どもたちが一番多くなると予想した「○○」は148回でした。一方,「○□」は175回です。子どもからは,「なんで?」と大きな?マークが浮かんできます。
しばらくすると,「○□は○□と□○がある」と声があがります。この声で,「あー」という反応と,「どういうこと?」という反応の2つが生まれてきました。この声の意味を時間をかけて読解していきます。
「サイコロに①と②と記号をつけます。①が□で②が○と①が○で②が□は別々になる。でも,カウントは○□に入る」
「○○は①が○,②が○の1つしかないから少ない」
「○と□をつなぐと,○○は3パターン。○と□は6パターンの繋ぎ方がある」
「□○と○□は別々に出るから2倍。でも合計は同じ□○に入る」
少しずつ,この不思議な仕掛けが解明されていきました。最後は,ペア説明とノート記述でこの論理を再現・定着しました。
大人も騙される仕掛けのある授業でした!
今週末2月28日(土)に大阪府吹田市で,「子供が愉しむ算数授業研修会」が開催されます。大阪と和歌山の若き算数人が進める研修会です。
同じ授業を見ても,なにかが見える人と見えない人がいます。この背景になるものを,研修会を通して解き明かしていきます!
詳細は,以下のちらしをご覧ください。
申し込みは以下のアドレスからどうぞ!
昨日は,授業テラスで私のクラスの授業公開を行いました。6年「比」の第1時間目を公開しました。
前半は関数的な見方を引き出す展開です。そこに比の要素はありません。後半にある仕掛けで,一気に子どもたちの見方を転換していきます。そこから,子どもたちから比の見方が生まれてきます。この展開で,教科書2時間分の内容が1時間目に子どもから生まれてきました。
6年生なのに素直な子どもたちの姿に,多くの先生方から称賛の声があがりました!
愉しい算数授業創りのポイントは,教材開発と仕掛け,そして気づき力ですね!
ニュージーランドの公立小学校を訪問しました。日本とはかなり異なる部分もありました。
1クラス定員は24名前後です。理想的な人数です。
これまではグループワークで授業展開を進めていたそうですが,数年前から一斉授業も取り入れているようです。一斉授業は,どちかというと教師からの一方的な説明が中心でした。こちらは日本の志の高い先生の授業レベルの方が上ですね。
学校の敷地は,すさまじく広大です。大きな木の上に引っかかったボールを,木の上まで登って取っている子どもがいました。逞しさはニュージーランドの子どもの方が上かもしれませんね。
2月28日(土)に大阪府吹田市で「算数授業のどこに注目するのか」をテーマとして研修会が開催されます。
授業を進める際に,教師はどこを見ているのでしょうか? また,なにを見ているのでしょうか?
授業を見る目の高い先生は,授業力も高い傾向があります。授業ビデオを通して,注目点を明らかにしていきたいと考えています。お申し込み・詳細は以下からお願いします。
https://www.kokuchpro.com/event/c35054767e6e44c46037c0dde6303eb1/