GAKUTOセミナーで,うれしいサプライズプレゼントを頂戴しました。数ヶ月前に訪問した大阪の6年生の子どもたちからの動画プレゼントでした。クラス全員で私宛のメッセージ動画を作成し,担任の先生から見せていただきました。「最初はワクワクジャンケン・ポン」で始まるメッセージ,とてもすてきでした。本当に
実はこの「最初はワクワクジャンケン・ポン」を私のクラスで紹介したところ,これが流行しました。わかいい我がクラスの子どもたちとも,今日でお別れです。なんと今日は卒業式です!
GAKUTOセミナーで,うれしいサプライズプレゼントを頂戴しました。数ヶ月前に訪問した大阪の6年生の子どもたちからの動画プレゼントでした。クラス全員で私宛のメッセージ動画を作成し,担任の先生から見せていただきました。「最初はワクワクジャンケン・ポン」で始まるメッセージ,とてもすてきでした。本当に
実はこの「最初はワクワクジャンケン・ポン」を私のクラスで紹介したところ,これが流行しました。わかいい我がクラスの子どもたちとも,今日でお別れです。なんと今日は卒業式です!
6年生の子どもたちへの,最後の授業です。子どもたちに「一筆書きはできるかな?」と尋ねます。ルールは丸印の付いている場所がスタート位置だということだけです。
最初に提示したのは,漢字の日を横倒しにした形です。これは一筆書きができました。スタート位置は,上下の中央の点のみ一筆書きができます。この結果に,子どもたちは次のように考えました。
「真ん中の点だからできた」
「真ん中は左右に行ける」
「でも端の丸は片方しか行けないから,できないんだ」
丸から伸びる辺の方向に視点を当てた声が生まれてきました。果たしてこの見方に,一般性はあるのでしょうか。多くの子どもたちは,この見方に自信を持っていました。一方,半信半疑の子どももまだいます。
そこで,別の形で実験します。三角形の中央に横線が入った図形です。ノートに一筆書きができるのか試します。しばらくすると「できた」と声があがります。三角形も,真ん中の丸からスタートした場合だけ,一筆書きが完成しました。
さて,真ん中からスタートすれば,どんな形でも一筆書きは完成するのでしょうか。「四角がもっと多くてもできるの?」と声があがります。
そこで正方形と長方形が組み合わされた図形を提示します。この形も一筆書きができました。この図形も真ん中の丸からスタートすることで,一筆書きが完成しました。
子どもの予想の正しさが,ここまで証明されました。そこで,さらに複雑な図形を提示します。漢字の「田」の上に長方形が接した図形です。何度もチャレンジしていると,「できない」「1本辺を減らしてくれたら」「2本辺を減らしてくれたら」と声があがります。
そこで,1本だけ辺を減らして一筆書きができるのかを考えさせます。すると「田」の右上の辺を1本減らすとできそうだと声があがります。果たして,本当にできるのでしょうか。
1本減らすことで,一筆書きはできました。この実験を行っているときに,よい声が聞こえてきました。その声を共有していきます。
「①と③を合わせたらできそう」
「真ん中の丸からスタートするとできる」
「真ん中の丸は,3方向だ」
「①なら左・右・縦」
「②は上・下・横」
「③も④も同じ3方向がある」
「あっ! ①は3方向が2つある。②も3方向が2つある」
「それなら③も3方向が3つある。④も3方向が3つある」
④は辺を1本消す前の3方向の丸は4つありました。しかし,その場合に一筆書きはできませんでした。辺を1本消した後は,3方向の丸は2つになりました。結果として,一筆書きが完成しました。3方向が2つある図形であれば,一筆書きができるということが子どもたちの話し合いを通して見えてきました。
授業終盤は,子どもたちが見つけたきまり(オイラーの定理)をもとに,自由に一筆書きの図作りに挑戦させました。シンプルな図からかなり複雑な図まで,子どもの柔軟な発想で作図ができました!
明治図書から「図解 算数の授業デザイン」が刊行されます。すでに予約をいただいるようです。「図解」のタイトルが示す通り,授業作りのポイントを図解入りで分かりやすく解説しています。お求め・ご予約は以下からお願いします。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-252226-0
子どもたちに「15分をコーディネートする」という取り組みを行わせました。5人1組でチームを組み,その子どもたちが先生役となり算数授業を行っていくといものです。5人の子どもたちが頭を寄せ集め,どんな問題を提示するのかを先ずは決めていきます。簡単すぎても難しすぎても,うまく15分を使うことができません。問題が決まった後は,先生役の分担を行っていきました。この時間は,子どもたちの段取り力を培うことをねらっています。
各グループがいろいろな問題で授業を行いましたが,私が日ごろの授業で使っていた言葉を,忠実に再現しているのがおもしろいところでした。
「ますに字をいれます」
「天才と書いておきなさい」
「とてもいい考えですねえ。すばらしい」
「ヒントが言える人?」
「続きが分かる人?」
授業後の子どもたちは「先生役はとても難しかった」「先生ってすごいなあと分かりました」と感想を述べていました。
時にはこんな場面を取り入れるのもおもしろいですね。
昨日はGAKUTOセミナーが,満員御礼で京都で開催されました。北は宮城,南は熊本から100名の先生方にお集まりいただきました。私の故郷・新潟県佐渡市から船と夜行バスを乗り継いで参加していただいた先生もいらっしゃいました。この前向きな学びの意欲に頭が下がります。
久しぶりの大人数での対面講座は,先生方の反応を見ながら展開できるのが,なんといっても最高ですね。話をする私も,先生方のリアクションが見えることでとても進めやすいのです。やはり対面が最高ですね!
次回もまた開催予定です。お楽しみに!
今日の午後は京都でGAKUTOセミナーです。久々の対面開催です。私の師匠・田中博史先生や後輩の熱き算数人と講座を行います。
京都は梅が満開です。どうぞお気を付けてお越しください!
夏休み7月30日(日)に兵庫県淡路市まで公開授業と講演を行います。夏の淡路島観光のついでに算数研修はいかがですか?
詳細,申し込みは以下をご覧下さい。
日 時 令和5年7月30日(日)13時30分〜16時30分
会 場 セミナー会場 洲本市民交流センター
〒656-0054 兵庫県洲本市宇原1788-1 A・B会議室
参加費 3000円