2025年2月12日水曜日

近道はどちら?

子どもたちに「近道はどちら?」と投げかけます。
半円の中に,小さな円が2つ入っている図形を提示します。見た目では,「上が長い」「下が長い」「同じ」と考えは分裂します。その後,計算で長さを求めます。結果は同じ長さになることが分かります。

次に提示したのは,小さな円が3つ大きな半円に入っている図形です。1問目の結果から,「同じ」と考える子どもの割合が増えました。しかし,一致はしていません。
計算で確かめると,結果は同じ長さです。

3問目は,内部の円の半径が異なる図形です。今回は「下が長く見える」という子どもが増えてきました。計算で確かめます。結果は,これも同じ長さになりました。

ここまでの結果から,「中にどんな円を描いても,長さは同じになる」という共通点が見えてきました。そこで,残った時間は,自分で自由に中の円のサイズを決めて作図を行いました。テレビ画面に映った図形は,下の円の方が長く見えそうですが,これも同じ長さです。錯覚を使った問題に取り組みました。