2025年8月31日日曜日

和歌山で会いましょう!

 暑い8月終わります。9月は和歌山県田辺市の研修会に参加します。田辺市は若手の先生方を中心に質の高い研修を進められています。きっと今回もよい研修会になること間違いなしです。詳細・お申し込みは以下のチラシからどうぞ!



2025年8月29日金曜日

周りの辺の長さが32㎝の図形

 次のように投げかけます。

「周りの辺の長さが32㎝の正三角形と正方形,面積が大きいのはどっち?」

正方形が大きいと考える子どもが多くいました。彼らは,次のように考えていました。

「三角形は最後に÷2をするから,一気に小さくなる」

「辺が4本だと大きいかも」

一方,正三角形が大きくなると考える子どもは,次のように考えました。

「1本の辺の長さは正方形よりも大きいから」

さらに「周りの長さが同じだから,面積も同じ」と考える子どももいました。いずれも納得できる理由です。

そこで,実際の面積を計算します。

正方形は,簡単です。「32÷4=8 8×8=64(㎠)」と計算できます。一方,正三角形は高さが分かりません。そこで,高さの情報9.3㎝は提示します。計算すると「32÷3=10.666≒10.7 10.7×9.3÷2=49.755(㎠)」となります。つまり,正方形の方が面積が大きいことが分かります。

すると,この結果から「辺の数が大きい方が面積が大きくなるのではないか」という予想が生まれてきます。きまりへの予感です。ほとんどの子どもたちは,この予想通りになると考えました。

そこで,正五角形,正十六角形と順に面積を求めます。子どもたちは中心を頂点とする二等辺三角形の面積を求めて,それを辺の数だけ倍をする方法で面積を求めました。

結果は,辺の数が大きくなるほど,面積が増えていくことが確かめられました。

すると,「円が一番大きい?」と声があがります。多くの子は,「円が最大」と考えます。一方,「円には辺がないよ」「曲がっているから,きまりは当てはまらないかも」「とんがっているところが,円にはないから違うかも」と考える子どももいます。図形の構成要素の要件が,それまでの正多角形と円では明らかに異なります。そこが違和感の原因となっているのです。

子どもの円の面積の予想は分裂したままで時間切れとなります。これで円の面積を求める必然性が生まれてきました。実際の面積は次回求めます!




2025年8月27日水曜日

GAKUTO算数セミナーIN大阪開催のお知らせ

 GAKUTO算数セミナーIN大阪が開催されます。算数教科書を活用した授業づくりについて,私の師匠・田中博史先生や同志の久保田先生・樋口先生・直海先生とともにお送りします。

是非,お越しください。

日時 11月8日(土)10:55~17:15

会場 大和大学(大阪府吹田市片山町2-5-1)

お申し込みは8月29日(金)17時より始まります。以下のアドレスから,お申し込みください。

https://gakuto-sansu-seminar2025osaka.peatix.com/




2025年8月22日金曜日

尼崎市教育センター講座訪問

 今日は,尼崎市教育センター主催の算数講座に参加しました。なんと100名を超える先生方が参集されていました。熱心な先生が多いですね。

時計の文字盤を線で結ぶ問題では,その結び方に個性や地域性が見えてきました。もしかするとそこに学力との相関関係があるのかも・・・と思ってしまいました。

但馬算数研究会に参加しました

 昨日は,兵庫県但馬地区で開催された算数研究会に参加しました。地元の先生方の模擬授業提案やワークショップなどが行われました。熱心に算数授業に取り組む先生方の姿がすばらしかったです。

夜は城崎温泉で算数談義を遅くまで語り合いました。夏の暑さに負けない算数談義が熱く展開されました。

今日は,兵庫県尼崎市の算数講座に参加します!

2025年8月21日木曜日

和歌山市を訪問!

 昨日は和歌山市教育委員会主催の算数講座に参加しました。南海電鉄で和歌山市へ移動しました。途中に「尾崎」という駅があってびっくりでした!

お盆明けでしたが,和歌山の先生方は熱心に学んでくださいました。和歌山市は8月25日(月)から学校が再開するそうです。愉しい授業を子どもたちに届けてくださいね!

2025年8月15日金曜日

同志の仲間の絆の温かさ

 8月4~5日に筑波大学附属小学校を会場に全国算数授業研究大会が開催されました。以下の写真はこの会に所属する同志の仲間です。北は北海道から南は沖縄までの仲間が毎年,夏になると筑波に集い,大好きな算数について熱く語り合います。

この同志の絆の温かさを実感したのが,今回,鹿児島県霧島市で洪水になり鹿児島空港へも鹿児島中央駅にも行けなくなってしまった際でした。宮崎の幹事の先生から,宮崎方面に向かう国道は通れるという情報をいただき,無事,宮崎空港経由で帰宅できたのです。全国算数授業研究会の同志の絆がなければ,いつまでも右往左往していたと思います。本当に助かりました。また,絆の温かさと人の縁のすばらしさを実感しました。

やっぱり最後は「人と人」ですね。これは一流の経営者が口をそろえておっしゃることです。同志の絆に感謝です!