文章問題を提示し,どんな式になるか考えさせました。
5問目に次の問題を提示しました。
「7.1/2mのロープを1.1/4mずつ切ると,何本できますか」
問題文を見た子どもから,「4ますは無理かも」と声があがります。その原因を指摘する声もあがってきます。
「数字が2つしかないよ」
「1がないから,4ますできない」
「1を作ればいいんだ」
「どっちが1?」
「1.1/4mずつ切るんだから,これが基だから1だよ」
これで3つ目の数字が見えてきました。これなら4ます関係表ができます。関係を示す矢印は縦方向に入ります。それまでの横方向とは異なります。
この縦方向の矢印を見た子どもから声があがります。
「包含除は縦なんじゃない?」
鋭い指摘です。わり算には包含除と等分除があることは以前の学習で学びました。その学習と4ますの矢印に関係性を見出したのです。
1週間ほど前の学習でも包含除を学習しました。その場面を4ますに整理すると,この問題も縦方向に矢印が入りました。すごい発見です。
すると今度は,「だったら等分除は横方向だね」と,新たな視点の指摘も生まれきました。びっくりするほど追求力の高い子どもたちです。