2021年1月24日日曜日

割合指導は分数で!

 昨日,割合指導をテーマにしたオンラインセミナーを実施しました。割合指導のポイントは,問題場面を分数で表現することです。全体量(もと)を分母に,部分量(比べられる量)を分子に位置付けます。

バスケットボールのシュートをします。「10回中7回入りました」という問題場面では,7/10と表現したくなるのが子どもの自然な発想です。

割合の導入場面では,「赤っぽいのはどちらでしょうか」「青っぽい空はどとらでしょうか」という実践をこれまで行ってきました。この実践は,全国の学校でも飛び込み授業を行ってきました。どの学校でも,分数表記は生まれてきました。やはり分数で表現するのが子どもの自然な感覚なのですね。

オンラインセミナーでも紹介した「まるごと割合の指導」(小学館)には,5年生「割合」単元の授業の展開はもちろん,その前後の割合につながる系統的指導についてもまとめています。2013年発刊のため,すでに小学館では取り扱いが終わっているようですが,Amazonなどのサイトでは中古本が出ています。ご興味のある方は,お求めください。