2023年7月9日日曜日

違いの自作は難しい・・・

 ひき算の学習には,「減る」場面と「違い」の場面があります。教師から与えた問題文が,そのどちらかを判断することは,多くの子が抵抗なくできます。

一方,「違いの問題を作りましょう」と投げかけると,「減る」問題を作る子どもがいます。「分かる」ことと「できる」ことには差があります。これは他の場面でもそうですが,1年生はなおさら上の学年よりもこの傾向が顕著です。

この日は,2タイプの問題文を私から提示し,それぞれがどちらのひき算タイプかを考えさせました。この際には,前時までに学習した図や言葉でのキーワードなどが生まれてきました。その後,子どもが問題文を作る展開へと進みました。それでも完全には全員が一発合格とはいきませんでした。しかし,前時も同様の展開を行った際の自作の問題作りと比較すると,適切な問題の自作ができる子どもが増えてきました。1年生は,少しずつ,繰り返すことが大切ですね。