2019年3月12日火曜日

『小学校算数指導スキル大全』近日刊行

間もなく,明治図書より『小学校算数指導スキル大全』が刊行されます。熊本の宮本博規先生をはじめ,全国の算数指導の超ベテラン先生方で執筆した本です。私は,Chapter1を担当しています。

先生方の日頃の算数指導改善に役立つことをねらった本です。様々な授業シーンを想定して構成されています。お好きなページから読み進めても大丈夫です。是非,お求め下さい!

『小学校算数指導スキル大全』の目次は次の通りです。

はじめに
Chapter1 学びの質は指導スキルで大きく変わる
1 教育界と医療界を対比する
2 指導スキルがないと授業はどうなるか
3 「めあて」と「まとめ」はだれのものか
4 発表会=対話的な学びではない
5 やらせっぱなしの深い学びと振り返り
Chapter2 算数授業の指導スキル50
教材・教具
1 きまりを見つける問題をつくるスキル①(数と計算)
2 きまりを見つける問題をつくるスキル②(図形)
3 日常や社会の事象を算数の教材に変身させるスキル①(測定・変化と関係)
4 日常や社会の事象を算数の教材に変身させるスキル②(データの活用)
5 子どもの理解を助ける教具づくりのスキル

問題提示
6 主体的に問題にアプローチさせるスキル①(□にする)
7 主体的に問題にアプローチさせるスキル②(一部を隠す)
8 主体的に問題にアプローチさせるスキル③(条件不足にする)
9 主体的に問題にアプローチさせるスキル④(情報過多にする)
10 主体的に問題にアプローチさせるスキル⑤(オープンエンドにする)
11 主体的に問題にアプローチさせるスキル⑥(問題づくりをさせる)
12 全員授業に参加できるようにするスキル①(単純化する)
13 全員授業に参加できるようにするスキル②(視覚化する)
14 問題への興味・関心を高めるスキル①(ゲーム化する)
15 問題への興味・関心を高めるスキル②(計算問題にしかけを仕組む)

自力解決
16 手が止まっている子どもに考えるきっかけを与えるスキル
17 ペア対話(小集団の学び合い)を有効に活用するスキル
18 スモールティーチャーを活用するスキル

話し合い・発表
19 子どもの考えをつなぎながら話し合いを展開するスキル
20 苦手な子どもを話し合いに参加させるスキル
21 グループ学習を有効に活用するスキル
22 ジグソー学習を活用するスキル
23 誤答や誤認識を生かすスキル
24 発表のハードルを下げるスキル
25 発表をアクティブにするツール活用のスキル

振り返り・まとめ
26 統合・発展につながる振り返りのスキル
27 問題解決の過程で行う振り返り・まとめのスキル
28 知識・技能を確実に習得させるまとめのスキル
29 学習感想を有効に活用するスキル

アイスブレイク
30 授業モードに素早く切り替えるスキル①(低学年)
31 授業モードに素早く切り替えるスキル②(中学年)
32 授業モードに素早く切り替えるスキル③(高学年)

発問
33 問題に対する問い(めあて)をもたせるスキル
34 意味を考えさせるスキル
35 理由や根拠を引き出すスキル
36 子ども思考を揺さぶるスキル
37 統合的に捉えることを促すスキル
38 発展的に考えることを促すスキル

板書
39 授業の流れをわかりやすく示すスキル
40 数学的な見方・考え方を可視化するスキル
41 子どもの考えを比較したり,関連づけたりするスキル
42 アイテムを効果的に活用するスキル

ノート指導
43 学習内容をすっきり整理させるスキル
44 思考の過程をノートに残させるスキル
45 計算などのミスを生じにくくさせるスキル
46 ノートの点検・評価で意欲を高めるスキル

特別支援
47 数を数えるのが苦手な子どもへの支援のスキル
48 計算が遅い,間違いが多い子どもへの支援のスキル
49 文章題の読み取りが苦手な子どもへの支援のスキル

50 図形を見る力が弱い子どもへの支援のスキル