2022年6月3日金曜日

子どもの反応

 2022年度に入り,いくつかの学校を訪問しました。私が公開授業を行った学校もあれば,会場校の先生方が授業公開をされた学校もあります。訪問した地域も様々です。都市部の大規模校もあれば,複式学級がある小規模校もありました。しかし,そこで見られる子どもの反応には地域差や学校規模の差はありませんでした。どの学校からも,教師からの発問や課題提示に対して素直な声や呟き・表情が生まれていました。日本の子どもは素直だなあと実感しました。

逆に,それらの素直な声などを十分に生かし切れていない先生方の姿も見えました。せっかく生まれてきた素直な思いが,スルーされている授業も見られました。もったいないなあと感じました。

一方,それらの声を授業の舞台に載せて,子どもの思いに寄り添った展開へと導いている先生もいらっしゃいました。これらの先生に共通しているのは,事前に計画した指導案を修正できる勇気と大胆さがあることです。子どもの反応が想定通りにならないことは,よくあることです。そんなときこそ,教師の力量が試されます!