2022年6月25日土曜日

棒グラフからドットプロットへ

 1組・2組のじゃんけん大会結果を比較した際に,子どもから「グラフにすると分かりやすくなる」と声があがりました。そこで,この時間はグラフを使って結果を表現することにしました。

子どもたちに「どんなグラフにしたらいいかな?」と尋ねます。円グラフ・棒グラフ・折れ線グラフと,先ずはグラフの種類を指摘する声が聞こえてきました。しかし,それに続いて次の声が聞こえてきます。

「円グラフは割合を表すから,今回は違うよね」

「棒グラフはいいよね」

「折れ線グラフは,変化を表すでしょ。じゃんけん大会は変化じゃないから違うね」

子どもたちは,各グラフの特徴をよく理解しています。その上で,どのグラフを使うことが妥当なのか判断してきました。

そこで,棒グラフで2組の結果を表現します。グラフが完成すると,5回勝利が最頻値であるこが一目瞭然となりました。また,5回を中心に左右対称のグラフになっていることも見えてきました。

子どもたちが棒グラフでイメージした表現方法は,6年生で学習するドットプロットと似ている部分がかなりあります。ここでドットプロットを教えます。1組の結果を,ドットプロットで表現させます。

子どもからは,「〇を描いていく方が簡単」「〇を見ると,目盛りがなくても何回かすぐにわかる」「でも,100回とかだと〇は大変。棒グラフだと一気に描けて簡単」と声があがりました。問題場面に応じて,グラフを使い分ける必要性に気付く声も生まれてきました。