2025年6月3日火曜日

どれ引いたか分かんない!

「7チームになった時の試合数を求めよう」
前回の試合数の問題の続編です。今回はチーム数を7チームに増やした場合を考えます。試合数は,前回の学習を活用することで21試合になりそうだということは見えてきます。
しかし,その真偽は試合組み合わせを書き出さないと見えてきません。

そこで子どもたちは,樹形図・七角関係図の2つの方法で組み合わせを探します。ところが,取り組んでいる中から悲鳴?が聞こえてきます。
「どれ書いたか分かんない!」
「どう数えるの?」
「1個ミスると終わってしまう」
「17しかないよ」
これらは七角関係図に取り組んでいた子どもからの声です。

一方,樹形図の子どもからも次の声があがります。
「すごく多くなってノートがたりない」
「書いていらんない」

いずれの方法も7チームの場合は面倒さが増すことが見えてきました。そこで,隣のクラスから生まれた二次元表を提示します。この方法を知った子どもからは,次の声があがります。
「さっきより簡単」
「半分だけ数えたらいいね」
「線対称になっているね」
二次元表のよさを実感する声が生まれてきました。

その後,9チームで実験を行いました。さらにチーム数が増えます。子どもたちが選択したのは,二次元表と九角関係図でした。「分からない」と不評だと思った九角関係図ですが,意外に人気のある方法でした。