2025年6月11日水曜日

仮分数が混じっていても大丈夫?

「仮分数が混じった問題も本当に前のやり方でできるかな?」
このように子どもたちに投げかけます。多くの子どもはできると考えましたが,心配な子どもも一部にいました。
最初に取り組んだのは,3/4×7/5になる問題場面です。計算の後,図で確かめます。これは前回も学習しているので,図の中に分子・分母部分を見いだすことができました。すると,次の声があがります。
「あれ? あそこと一緒だ」
「計算の式と,図の分母・分子の部屋の数を求める式と同じだ」
「図の中に式が隠れているね」

よい気付きが生まれてきました。

次に取り組んだのは,かけられる数もかける数も仮分数の問題です。4/3×5/4になる問題を考えます。図で確かめるときに,子どもが悩みました。
「あふれる・・・」

1Lのコップでに4/3Lは入りません。そこでコップを上方向に増やすアイディアが生まれてきます。これならうまくできそうです。
問題は図の中の分母部分を見いだす場面でした。分母だと考える場所が3つに分裂しました。子どもたちは話し合います。
「前も1Lがもとだった」
「過分数になってももとは変わらない」
「さっきは横にコップが増えた。今は上にコップが増えた。でも,もとは変わらない」

「もとは変わらない」の説明で全員が分母の場所を正しく見いだすことができました。