「大きい方が勝ちゲームをしよう」
このように子どもに投げかけます。「3/7×□」の□に入る数字を,赤いカードを裏返して決めていく2チーム対抗ゲームです。
最初は,かけられる数の3/7が固定されています。従って,赤いカードが裏返されるたびに,「あー」「終わったー」などの声が聞こえてきました。
「終わったー」という声は,1よりも小さいカードが引かれた時に生まれてきました。一方,「あー」という喜びの声は,1よりも大きいカードが引かれた時に生まれてきました。
後半は,かけられる数もかける数も赤いカードから決めるという展開に変更しました。このルール変更で,一層わくわく感がアップしました。
赤いカードには小数値も混じっています。子どもたちは,それを分数に置き換えることで計算していました。ところが,計算結果の両者の分母が異なった場合は,通分ではなく再度小数に置き換えていました。状況に応じて数値を使い分けることも大切な見方・考え方ですね。