「辺の長さが帯分数でも長方形の面積は求められるかな」
このように子どもたちに投げかけます。多くの子どもは,「仮分数に直したら簡単」と考えます。
そこで,縦1・1/2m,横1・1/3mの長方形の面積を求めます。式から答えを求めることは簡単にできました。答えは12/6mです。しかし,この答えの正しさは図で確かめる必要があります。そこで,図で答えを確かめます。
図に線を入れて分数表記の面積を考えます。今回の問題場面では,分子が長方形全体になります。一方,分母は分子部分よりも小さくなります。これが,これまでの分数の図とは異なる点です。分母は「基準は1」であることから,縦・横1mの正方形部分に当たることを,時間をかけて共有していきました。
式と図を往還する学びが,分数学習では特に大切ですね。