2025年5月1日木曜日

□番目は誰?

 「こぶた・たぬき・きつね・ねこの□番目は,誰ですか」

このように子どもたちに問いかけます。この問題文を見ただけで,子どもたちは「しりとり歌」を歌い始めました。お馴染みの歌ですからね・・・。

最初は「14番目は?」と尋ねます。「1,2,3,4,5,6・・・」と順に数える子どもたちの姿も見られました。一方,式で答えを見つけようとする子どももいました。

式を使う場合は,「14÷4=3あまり2」となります。この式の意味を全員で読解していきます。あまりの数によって,どの動物が□番目になるのかを決定できることが見えてきました。

その後,25番目,400場面の動物を考えます。400番目はあまりはありません。この場合は,「あまり0」「あまり4」と考えることで,「ねこ」になることが見えてきます。

次に問いかけたのは,「□番目と聞かれたら,どんな式を作りますか」です。子どもたちは,これまでに学習した記号を活用して,「□÷4=○あまり△」と式を作りました。的確に記号を使うことができました。

その後,□をxに,○をyに,△をaに置き換えます。文字式との出合いです。文字式を見た子どもからは,「スキッリする」「かっこいい」などの肯定的な声が聞こえてきました。

難しいイメージのある文字式ですが,子どもの身近な題材から導入することで文字式へのハードルを下げることができました。