2026年7月14日火曜日

もし引けないなら・・・

 「次の計算をしよう」

このように投げかけ,帯分数の引き算問題を出題します。「2.3/4-1.2/3」の計算に取り組みます。多くの子どもは,帯分数のままで計算しました。一方,仮分数に直して計算する子どももいました。多くの子どもが,「帯分数の計算が楽しい」「仮分数は式が4個で,帯分数は式が2個だから,帯分数の方が式が少ないから簡単」と声があがります。帯分数のよさを主張する声が続きます。ところが,「でも」と声があがります。

「もし,1.1/4-3/4の式なったら,分子が引けない。引けないと困るから,仮分数にした」

「分子が引けるなら,帯分数のままで計算する」

「分子が引けないなら,仮分数で計算する」

子どもたちは,問題に応じて計算方法を変えたらいいと考えます。新しい問題場面を作り出すことができる発想がすばらしいですね。

そこで,2問目に取り組みます。「2.1/5-1.3/4」の計算です。この計算は,分子が引けません。そこで,多くの子どもは,仮分数に直して計算します。一方,帯分数で計算を進めた子どももいます。分数部分は,4/20-15/20になります。このままでは引けません。そこで,整数部分の2の中の1を20/20に置き換えて,分子の20を4にたします。24-15に置き換えることで,引くことができます。

様々な発想が次々と生まれてきた1時間でした。



2026年7月11日土曜日

合計が多い方が勝ち

 「合計が多い方が勝ちゲームをしよう」

このように投げかけます。クラスを2つに分けます。黒板には7枚のカードを裏向きで貼ります。表には分数が書かれています。この中から2枚を選んで,そこに書かれた数を合計します。

1回戦は,8/5+2/5=2と7/25+12/5=2.17/25でした。僅差の勝利でした。

2回戦は,9/20+3/2=1.19/20と2.3/4+9/20=3.1/5でした。後半の計算は,通分してたし算すると,3.4/20になります。しかし,4/20はもっと簡単な数で表すことができます。分母・分子を4でわると1/5となります。これを線分図でも確かめます。図からも両者が同じ大きさであることが見えてきました。

約分を学ぶことを狙った授業ですが,約分が必要になるカードは偶然性に左右され,この時間は1組しか生まれませんでした。


2026年7月9日木曜日

パターンブロックつかみ

 「指3本を使って,パターンブロックつかみどりをしよう」

六角形のブロックを1オザとします。三角形は1/6オザ,ひし形は1/3オザとなります。

この大きさを確認した上で,つかみ取りをします。

1回戦は三角形のみ取り出されました。これを式化して,合計を求めます。

2回戦はひし形のみ取り出されました。

3回戦は三角形とひし形が同時に取り出されます。式化で問題になったのが,分母が異なることです。分母が3と6です。このままではたすことができません。

子どもたちはひし形の1/3オザが三角2つ分で構成されていることから,1/3オザ=2/6オザになることを,ブロックの図から見える化していきました。


2026年7月7日火曜日

分数比べ

 3種類のリボンが何倍の関係になっているのかを考える問題と,分数の大小関係を考える問題に取り組みました。

後半の問題では,分母を最小公倍数を使って分母を揃えるアイディアが生まれます。しかし,1を超える分数では,円の図を描くと大小比較ができると,半具体物を使うアイディアが生まれます。さらにそれは,2を超える分数でも「同じ円を使えば比べられる」という声につながります。

ところが,図の比較が終わると,「でも,さっきのやつを使えばいいよ」と真分数の大小比較の板書を指さす姿が見えてきました。最初の通分のアイディアを使えば,図の必要はないという考えです。

子どもは,場面に応じて数字だけで考えたり,図を使って考えたりしていくようです。


2026年7月4日土曜日

新刊『算数授業者に必須の技術 1冊にまとめてみた』発刊!

 明治図書より,『算数授業者に必須の技術 1冊にまとめてみた』が発刊されました。

算数授業の創り方を,以下の5つの構成でまとめています。新任からベテランまでお役に立てる技術を散りばめてみました。是非,お求めください。

お申し込みは以下のアドレスからどうぞ。

https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-528330-4

序章 授業の技術次第で,子どもの学びは変わる
第1章 「授業デザイン」の技術
第2章 「課題提示」の技術
第3章 「発表場面」の指導技術
第4章 「子どもの見取り」の技術
第5章 「見方・考え方」を培う技術
第6章 「深い学び」「個別最適な学び」の指導技術
第7章 「ノート指導」の技術
第8章 「気づき」の技術
おわりに




2026年7月3日金曜日

テープを分ける

 「3mの紙テープがあります。3/4mを切りましょう」

子どもたちに3mに見立てた30㎝テープを配ります。3/4mだと考えたテープを切り取ります。

多くの子どもは,板書左にある長さを切り取りました。「うんうん」と頷いています。そこで,このテープが3/4mに見える気持ちを尋ねます。

「3mのテープを4つに分けた1つ分」

「最初が1/4mで,次が2/4mで,その次が3/4mで,最後が4/4で1m」

納得の表情の子どもが多くいます。ところが,「違うよ」という声もあがります。

「問題は3/4m切るんだよ。3/4切るんじゃないんだよ」

「今のは3mの中の3/4。問題て聞いているのは,1mの中の3/4」

「だから,まずは3mを3等分する」

「1mを作ってから,それを4つに分けた3つ分にする」

これで3/4mが完成します。

その後,4mのテープの中の2/3mと3mのテープの中の1/2mを求めていきました。

3年生の学校図書の教科書にも似た問題がありますが,どの学年でも子どもたちが迷う場面です。


2026年7月2日木曜日

国語と算数のコラボ研修

 7月25日(土)に,大阪府箕面市で国語と算数のコラボ研修会に参加します。私も国語の提案を行います! 実は国語の指導も大好きなんです! 

お申し込みは以下からお願いします。

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