「合同な図形を作図しよう」
このように投げかけ,一瞬だけ図形を提示します。見ていない子どももいましたが・・・。
三角形が提示されました。子どもからは,「辺と角の大きさを知りたい」「それなら作図できる」と,声があがります。ところが「3個でもできるかも?」との声もあがります。
そこで,少ない情報数で実験します。「辺3個」を試します。当初は作図できないと考える子どもが多くいました。定規だけで作図しようと考えていたからです。しかし,作図の途中からコンパスを使う声があがります。これを使えば,作図は簡単にできます。
その後,「辺2個,角1個」「辺1個,角2個」を実験します。いずれも作図ができました。次に生まれてきたのが,「角3個もできる?」でした。これに対しては,頭で図がイメージできる子どももいて,半信半疑の声もあがります。
実験をしてみます。作図を終わった子どもには,友だちが作図した図の見学ツアーに行ってもらいました。図の大きさはバラバラでした。つまり,「角3個」の情報では合同図形は作図できないことが分かりました。
以上の結果から,合同図形を作図するためには「辺の情報は必須」であることが見えてきました。
すると今度は「全部3個になっている」「辺+角が3個になっている」と声があがります。作図に必要な情報数をたすと,いずれも3個の情報で作図ができる共通点に気づいた声です。次の時間につながるよき声が生まれてきました。