「正五角形を輪になるように一周つなげます。正五角形は何個必要ですか」
アイテムの掲載されている教材を提示しました。ただし,図は提示しません。子どもの頭に,どのような映像が浮かぶのかを見たかったからです。
「どういうこと?」「円?」などの声があがります。頭のイメージをノートに描いてもらいます。辺が離れている図とくっついている図の2パターンがありました。今回は辺をくっつけるタイプであることを確認します。
しかし,イメージができても,その後の解決策が見つからない子どもがたくさんいました。「正五角形を描けば分かる」との声があがります。作図をすれば,個数は求められます。しかし,「めんどうだよ」「もっと簡単にできる方法あるよ」「計算したら」と声が続きます。
少しずつ,解決策が見えてきました。子どもたちが最も「分かりやすい」と考えたのが,正五角形の2辺を延長して二等辺三角形を作り出す方法でした。底辺部分にできる角度は,正五角形の内角は1つ108°なので,180-108で72°だと分かります。この情報が見えると,一気に理解が広がります。
三角形の内角の和は180°。そこから底辺部分の2つの角度72°を引くと,残りが36°となります。正五角形の輪が完成すると,そこに付随する二等辺三角形も同じ数で輪が完成します。つまり360°の角度がそこに見えます。従って,360÷36は10なので,正五角形は10個できることが分かります。
補助線を付け加えることで,一気に解決策が見えた時間でした。



