「ひろとさんのバスケチームで,10人の身長を測りました。
男子 151.6㎝,152.7㎝,153.8㎝,147.2㎝,148.3㎝,149.4㎝
女子 151.4㎝,154.7㎝,150.3㎝,153.6㎝
男子6人の平均は150.5㎝,女子の平均は152.5㎝です。このグループ全体の10人の身長の平均を求めよう」
長文の問題です。子どもから聞こえてきたのは,「平均の平均」という言葉でした。この言葉の意味を読解します。
「男子の平均は150.5㎝,女子の平均が152.5㎝」
「この2つをたして2で割る」
この方法なら,簡単に計算ができます。しかし,「なんとなく変」「それはおかしい」という声があがります。しかし,その理由を明確に表現することは難しいようです。
そこで聞こえて来たのが,「人口が違う」という声でした。この声を膨らませていきます。
「人数が同じなら,たして2で割ればいい」
「例えば,男子2人女子2人なら,平均の平均でいい」
「でも,男子の人数の方が2人多いから,それはできない」
「男子が2人多いから,最後の平均は男子の150.5㎝に近い数値になるよ」
「男子の合計は,男子の平均が分かっているから,それを6倍したらわかる。女子も平均が分かっているから,それを4倍したら合計が分かる」
「それぞれをたして,10人で割れば本当の平均が出る」
「計算すると,151.3㎝。本当に男子の平均に近い数字になった」
データを構成する数が異なる場合の平均の求め方を考えた1時間でした。「平均の平均」の発想は子どもらしい考えですが,うまくいくのは特殊な事例の場合です。それを学んだ時間でいた。
素材は「板書シリーズ5年」東洋館出版社を使っています。





