「約数が多い数はどれですか?」
このように投げかけ,目を閉じさせます。その後,現れたのが24,48,60,84でした。直感でどの数字の約数が多そうか判断させます。84と予想する子どもが半数近くいました。
そこで「84が一番多いと考えた人の気持ちを予想しよう」と投げかけます。
「84の一番大きい約数は84,一番小さい約数は1」
「1と84の間が一番遠いから,一番多くなる気がする」
「60は一番小さい約数が1,一番大きい約数が60。間が59だから間の数が少ない」
84の約数の数が最大になると考える気持ちを読解しました。答えを見つけることよりも,子どもたちの論理を読解していくことが算数授業では大切なのです。
その後,各約数を書き出して確かめます。結果は,60と84が約数が一番多いことが分かりました。この約数を書き出しているときに,「数字が大きいからと言って,約数が多いとは限らないよ」とつぶやく声が聞こえてきました。後半は,この声の意味を共有していきます。
「例えば83は1と83しかないよ」
具体的な数値例が生まれてきました。83の約数は2つしかありません。数の大きさと約数の数には比例的な関係がないことも見えてきました。