2026年2月24日火曜日

授業のどこに注目するのか?

 今週末2月28日(土)に大阪府吹田市で,「子供が愉しむ算数授業研修会」が開催されます。大阪と和歌山の若き算数人が進める研修会です。

同じ授業を見ても,なにかが見える人と見えない人がいます。この背景になるものを,研修会を通して解き明かしていきます!

詳細は,以下のちらしをご覧ください。

申し込みは以下のアドレスからどうぞ!



2026年2月22日日曜日

授業テラスで授業を公開しました!

 昨日は,授業テラスで私のクラスの授業公開を行いました。6年「比」の第1時間目を公開しました。

前半は関数的な見方を引き出す展開です。そこに比の要素はありません。後半にある仕掛けで,一気に子どもたちの見方を転換していきます。そこから,子どもたちから比の見方が生まれてきます。この展開で,教科書2時間分の内容が1時間目に子どもから生まれてきました。

6年生なのに素直な子どもたちの姿に,多くの先生方から称賛の声があがりました!

愉しい算数授業創りのポイントは,教材開発と仕掛け,そして気づき力ですね!

2026年2月19日木曜日

ニュージーランドの学校事情

 ニュージーランドの公立小学校を訪問しました。日本とはかなり異なる部分もありました。

1クラス定員は24名前後です。理想的な人数です。

これまではグループワークで授業展開を進めていたそうですが,数年前から一斉授業も取り入れているようです。一斉授業は,どちかというと教師からの一方的な説明が中心でした。こちらは日本の志の高い先生の授業レベルの方が上ですね。

学校の敷地は,すさまじく広大です。大きな木の上に引っかかったボールを,木の上まで登って取っている子どもがいました。逞しさはニュージーランドの子どもの方が上かもしれませんね。



2026年2月7日土曜日

最後の公開授業!

6年生最後の公開授業研究会が開催されました。
「どこの丸からスタートしたら,一筆書きが完成するかな?」

最初に提示したのは,板書①の図形です。この場面で子どもたちは「真ん中の丸」という共通点に気づきます。

このきまりが一般化できるのかを,②の図形で実験します。この図形も,「真ん中の丸」からスタートすることで完成できました。この共通点は,一般化できそうです。

次に,③の図形で実験します。真ん中には3つに丸があります。左,真ん中は完成できます。一方,左端はできません。M子は何度もその丸から完成できのかを試していました。しかし,それは無理でした。

すると,「丸から3方向」と声があがります。新たなきまりに気づいた声です。
「一筆書きができるのは,上,横,下と3方向に辺がある」
「できないのは,横,下と2方向しかない」
「②の図形も,できるのは3方向」
「①の図形も,できるのは3方向」

③で見つけた新たな共通点を,②①と他の図形にも拡大して考えることができました。
一筆書きの一つの定理を見つけた授業でした。



 

2026年2月6日金曜日

算数授業公開&解説セミナー

 2月28日(土)に授業テラス主催の私の授業公開&解説セミナーが開催されます。6年生「比」の授業を公開します。

詳細,お申し込みは以下からお願いします。

https://peatix.com/event/4854909/view?dlvid=a3fd787c-9793-4875-b215-cb66db4ac2fe&utm_medium=email&utm_campaign=pod-11433527&utm_content=5588415&utm_source=follow-organizer&sltid=0



授業のどこに注目するのか

2月28日(土)に大阪府吹田市で「算数授業のどこに注目するのか」をテーマとして研修会が開催されます。

授業を進める際に,教師はどこを見ているのでしょうか? また,なにを見ているのでしょうか?

授業を見る目の高い先生は,授業力も高い傾向があります。授業ビデオを通して,注目点を明らかにしていきたいと考えています。お申し込み・詳細は以下からお願いします。

https://www.kokuchpro.com/event/c35054767e6e44c46037c0dde6303eb1/



2026年2月5日木曜日

借金はマイナス?

「正の数,負の数を使ってすごろくをしよう」
このように投げかけます。-6から+6までの数字カードを作成します。2人1組でそのカードを1枚ずつ表にしていきます。すごろくには,-12から+12までの数字が順に書かれています。カードをめくって,そこに書かれた数字分だけコマを進めます。+のカードは右方向,+のカードは左方向に進みます。これはそれほど難しい内容ではありません。

次に,ルールを追加します。「+」「-」の演算記号カードを追加します。演算記号カード,数字カードの順にめくっていきます。

代表の子どもが,「-」「-6」のカードを引きました。0-(-6)となります。コマの位置を巡り,ズレが生まれます。「-6だね」「違うよ,+6だよ」という真逆の声です。
「-は借金ってこと。だから借金が増えるんだよ。-6」
「-6の借金が減るってことじゃない。だから,増えるんだよ」
「どういうこと???」

「-」を借金という言葉に置き換えことで,子どもの頭の中はかえって混乱してしまいました。そこで,「借金」という用語を使わず考えていくことにしました。

「+は前に進む。-は反対の左に進む」
「-で左に向く。次の−6で向きを反対に変えて6進む」
「後ろ向きに6進むと考えればいい」
「だから,-で左に向いて,-6は反対だから右に向いて進む」

演算記号の進む向きと,正の数・負の数の進む方向を組み合わせて考えることで,少しずつ「0-(-6)」の動き方が見えてきました。

中学校数学だと,機械的に「-と-は+になる」と教えられることもあるようですが,そこにはこんな意味が隠れているのです。