子どもたちに,横500cm,縦300cm,高さ400cmの立体の体積を求めるように指示します。見えたままの数値を使うように条件を付けます。
計算途中で聞こえてがきたのが,「面倒」「大変」という声でした。
計算は「300×500×400=60000000(㎤)」となります。ここで,「面倒」「大変」の気持ちを読解していきます。
「0が多すぎる」
「もっと省略したい」
「計算が面倒だ」
「単位を変えたい」
「㎥はないの?」
「㎥」の単位は未習です。しかし,これまでの子どもたちの学習の履歴から考えると,生まれて当然の単位です。
そこで,大変すぎて単位を変えた経験値を訪ねます。
「水のかさ1000mLは1L」
「重さ1000gは1㎏」
「面積10000㎠は1㎡」
水のかさ・重さ・面積の3つの領域で,子どもたちは単位の置き換えを学習してきています。今回もそれと同じ手法で体積の単位も置き換えようとするアイディアです。
算数では,このように繰り返し登場する似たような見方がたくさんあります。それを明確にあぶり出して見える化するのも授業の大切な役割です。