2020年5月11日月曜日

動画撮影のポイント 上級編

子どもたちが愉しく動画を視聴するポイントの上級編です。

・続きを考えたくなる展開案作成
→教科書をなぞるだけ展開や単なる計算練習の繰り返しでは,動画を視聴する子どもたちは飽きてしまいます。そこで,「この続きはどうなるの?」「きまりがありそうだぞ!」「もっと〇〇を変えて実験してみたいな!」と子どもから思わず呟きがあがるような展開案を作成します。これは普段の授業でも同じですね。

・動画台本の作成
→動画撮影用の簡単な台本を作成します。一言一句作成する必要はありません。教師の主な発問や取り上げる予定の子どもの声などを,台本に簡単にメモします。

・動画台本の暗記
→台本を作成したら,そこに書かれた内容の8割ほどを暗記します。すべて暗記できれば完璧ですが,そこまで無理しなくても大丈夫です。いくら完璧に暗記しても,動画撮影していると忘れることもあります。台本は近くに置いておいて,ときどき確認するのは構いません。ただし,カメラ目線を外す時間は必要最小限にします。

・動画の動きのイメージトレーニング
→暗記ができたら,実際にどのように演技をするのか,どのように板書するのかをイメージトレーニングします。実際に目の前に子どもがいるつもりで動きをイメージトレーニングします。

・板書の文字を隠さない
→カメラで教師の板書も撮影します。板書が教師の体で隠れてしまわないように,教師の立ち位置を意識しながら板書します。

・不必要な動きは編集でカット
→動画撮影の際には,教師の無駄な動きが生まれることがあります。例えば「物を取りに行く」動きは,動画視聴する子どもには単に待つだけの時間です。このような無駄な動きがあった場合は,編集でカットします。

愉しい算数授業動画の上級編をお知らせしました。最初は,撮影が終わるまでにかなりの時間がかかります。しかし,慣れてくると短い時間で撮影ができるようになっていきます。また,カメラの前でオーバーアクションで演技することも,気にならなくなります。算数が大好きな子どもたちを増やすために,頑張っていきましょう!