そこで,自分で水のかさを設定し,色
を塗ることにしました。子どもたちは,様々な水のかさを考えました。
を塗ることにしました。子どもたちは,様々な水のかさを考えました。
「1Lを10等分した5つ分だから,5/10Lだね」
「これって,1Lの半分だね」
「それなら,1/2Lと言ってもいいね」
5/10Lの水が入ったコップが,見方を変えると1/2Lにも2/4Lとも表現できるという声が生まれてきました。この結果を見た子どもから,新たな発見が生まれてきます。
「1/2の分母と分子を2倍すると,2/4になる」
「1/2の分母と分子を5倍すると,5/10になる」
「これは,たまたまじゃないかな?」
水のかさではなく,長さで実験します。1/4mと同じ大きさは,比例関係を使えば「2/8m」だと分かります。しかし,この関係が本当に正しいのかは図で確認するしかありません。
そこで,ノートに作図をしていきます。左図の真ん中のテープは,2/8mです。間違いではありませんが,この図だと「2mに見えるからダメだよ」と子どもたちは考えました。下のテープのように1mの長さを最上段の図と揃えることで,1/4mと2/8mが同じ長さであることが見えてきました。
子どもたちの発見は,5年生の内容ですが,数に対する素晴らしい見方は3年生でも生まれてくるのです。