円の中に四角形を作図します。底辺の左は90度,右は70度で四角形を作図します。完成した図の上にできる角度は,どの子どもも110度と90度になりました。作図した円の大きさは,四角形の形は異なりますが,角度は全て同じ組み合わせになりました。
「なんで?」
疑問の声があがります。「四角形は角度が360度になるからだよ」と声があがります。しかし,これは正確な理由ではありません。すると今度は,次の声があがります。
「お向かいさんの角度の合計は180度になっている」
「本当だ」
「なんで?」
お向かいさんが180度になるのも,どの子どもたちの図形も一緒でした。この理由が不思議です。そこで,この理由を考えていきます。
しかし,これは難問でした。少しずつヒントを出しながら乗り越えていきました。
「中心から頂点に線を引くと,二等辺三角形ができる」
「だから,そこの角度は同じになる」
「それぞれの角度に印をつけると,合計は360度」
「同じ角度が2セットずつあるから,1セットは180度」
「そうか,お向かいさんの角度も同じセットがある」
時間をかけて,これらの言葉を共有していきました。
最後は,底辺の両端の角度を変えても180度になるのかを実験しました。