2026年7月11日土曜日

合計が多い方が勝ち

 「合計が多い方が勝ちゲームをしよう」

このように投げかけます。クラスを2つに分けます。黒板には7枚のカードを裏向きで貼ります。表には分数が書かれています。この中から2枚を選んで,そこに書かれた数を合計します。

1回戦は,8/5+2/5=2と7/25+12/5=2.17/25でした。僅差の勝利でした。

2回戦は,9/20+3/2=1.19/20と2.3/4+9/20=3.1/5でした。後半の計算は,通分してたし算すると,3.4/20になります。しかし,4/20はもっと簡単な数で表すことができます。分母・分子を4でわると1/5となります。これを線分図でも確かめます。図からも両者が同じ大きさであることが見えてきました。

約分を学ぶことを狙った授業ですが,約分が必要になるカードは偶然性に左右され,この時間は1組しか生まれませんでした。


2026年7月9日木曜日

パターンブロックつかみ

 「指3本を使って,パターンブロックつかみどりをしよう」

六角形のブロックを1オザとします。三角形は1/6オザ,ひし形は1/3オザとなります。

この大きさを確認した上で,つかみ取りをします。

1回戦は三角形のみ取り出されました。これを式化して,合計を求めます。

2回戦はひし形のみ取り出されました。

3回戦は三角形とひし形が同時に取り出されます。式化で問題になったのが,分母が異なることです。分母が3と6です。このままではたすことができません。

子どもたちはひし形の1/3オザが三角2つ分で構成されていることから,1/3オザ=2/6オザになることを,ブロックの図から見える化していきました。


2026年7月7日火曜日

分数比べ

 3種類のリボンが何倍の関係になっているのかを考える問題と,分数の大小関係を考える問題に取り組みました。

後半の問題では,分母を最小公倍数を使って分母を揃えるアイディアが生まれます。しかし,1を超える分数では,円の図を描くと大小比較ができると,半具体物を使うアイディアが生まれます。さらにそれは,2を超える分数でも「同じ円を使えば比べられる」という声につながります。

ところが,図の比較が終わると,「でも,さっきのやつを使えばいいよ」と真分数の大小比較の板書を指さす姿が見えてきました。最初の通分のアイディアを使えば,図の必要はないという考えです。

子どもは,場面に応じて数字だけで考えたり,図を使って考えたりしていくようです。


2026年7月4日土曜日

新刊『算数授業者に必須の技術 1冊にまとめてみた』発刊!

 明治図書より,『算数授業者に必須の技術 1冊にまとめてみた』が発刊されました。

算数授業の創り方を,以下の5つの構成でまとめています。新任からベテランまでお役に立てる技術を散りばめてみました。是非,お求めください。

お申し込みは以下のアドレスからどうぞ。

https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-528330-4

序章 授業の技術次第で,子どもの学びは変わる
第1章 「授業デザイン」の技術
第2章 「課題提示」の技術
第3章 「発表場面」の指導技術
第4章 「子どもの見取り」の技術
第5章 「見方・考え方」を培う技術
第6章 「深い学び」「個別最適な学び」の指導技術
第7章 「ノート指導」の技術
第8章 「気づき」の技術
おわりに




2026年7月3日金曜日

テープを分ける

 「3mの紙テープがあります。3/4mを切りましょう」

子どもたちに3mに見立てた30㎝テープを配ります。3/4mだと考えたテープを切り取ります。

多くの子どもは,板書左にある長さを切り取りました。「うんうん」と頷いています。そこで,このテープが3/4mに見える気持ちを尋ねます。

「3mのテープを4つに分けた1つ分」

「最初が1/4mで,次が2/4mで,その次が3/4mで,最後が4/4で1m」

納得の表情の子どもが多くいます。ところが,「違うよ」という声もあがります。

「問題は3/4m切るんだよ。3/4切るんじゃないんだよ」

「今のは3mの中の3/4。問題て聞いているのは,1mの中の3/4」

「だから,まずは3mを3等分する」

「1mを作ってから,それを4つに分けた3つ分にする」

これで3/4mが完成します。

その後,4mのテープの中の2/3mと3mのテープの中の1/2mを求めていきました。

3年生の学校図書の教科書にも似た問題がありますが,どの学年でも子どもたちが迷う場面です。


2026年7月2日木曜日

国語と算数のコラボ研修

 7月25日(土)に,大阪府箕面市で国語と算数のコラボ研修会に参加します。私も国語の提案を行います! 実は国語の指導も大好きなんです! 

お申し込みは以下からお願いします。

https://forms.cloud.microsoft/Pages/ResponsePage.aspx?id=DQSIkWdsW0yxEjajBLZtrQAAAAAAAAAAAAN__gZK4IhURTdONDZQUVQ4OEREVlk5RFQxUkNGUVdRQy4u&origin=QRCode



値引き問題は難しい?

 「国立スーパーで値引きセールをしています。どちらがより安くなりましたか」

このように問いかけ,160円のおにぎりが50円引きで150円と200円のハンバーガーが50円引きで150円になる場面を提示します。ここから子どもたちが動き始めます。

「どちらも50円引きだから同じだ」

「でも,違う気がする」

「160円の中の50円と200円の中の50円では価値が違うんじゃないかな」

「1050円から50円引いても,あまり引いていない感じがする」

「10000円の5000円引きの5000円と1000000円の5000円引きの995000円だと,995000円はほとんど変わっていないように感じる」

これらのやりとりから,値段が大きい方から50円を引いた方があまり変わっていないように見えそうだということが分かりました。

そこで,両者の50円引きのイメージを図で表現してもらいました。値引きの価値の大きさが分かりやすかったのが円グラフでした。これを見ると,おにぎりの方がより安くなってことが見えます。

今度は,安く見えていたイメージを数値化します。4ます関係表に場面を整理していきます。ここから,おにぎりは0.6875倍,ハンバーガーは0.75倍になったことが分かります。さらに,安くなった50円部分を線分図で表現する子どもも生まれてきました。


2026年7月1日水曜日

GAKUTO算数セミナーIN東京開催!

 8月29日(土)に数研出版関東支社を会場に「GAKUTO算数セミナーIN東京」が開催されます。テーマは「算数教科書を活用した授業づくり」です。日ごろ使っている教科書の活用方法を考えていきましょう。


お申し込み・詳細は以下からお願いします。

https://gakuto-sansu-seminar2026tokyo.peatix.com/


<日時>
2026年8月29日(土) 10時55分~17時05分

<会場>
数研出版関東支社
東京都足立区千住龍田町4番17号
※北千住西口から徒歩約10分

田中 博史 先生(「授業・人」塾 代表、学校法人国立学園理事)
尾﨑 正彦 先生(国立学園小学校)
森本 隆史 先生(筑波大学附属小学校)
木村 知子 先生(葛飾区立北野小学校)
平川 賢 先生 (昭和学院小学校)
前田 健太 先生(慶應義塾横浜初等部)

<プログラム>
10時30分~     受付開始
10時55分~     オープニング
11時00分~12時00分 【講演1】 森本 隆史 先生
12時00分~13時00分 休憩
13時00分~14時10分 【講演2】 尾﨑 正彦 先生
14時10分~14時20分 休憩
14時20分~15時20分 【特別企画】 木村 知子 先生、平川 賢 先生、前田 健太 先生 
15時20分~15時30分 休憩
15時30分~17時00分 【講演3】 田中 博史 先生
17時00分~17時05分 クロージング
※内容、スケジュール等は変更する場合がございますので、予めご了承ください。

<参加費>
3,500円

<募集人数>
80名程度


くにたち・学びの園セミナー申し込み開始!

 8月30日(日)10時30分から国立学園小学校を会場に,「できる,わかると学びの楽しさの両立を背負う授業の創り方」をテーマに算数と体育の提案を行います。

提案者は本校の桑原・重松・河田です。3人ともやる気のある先生です。講師は筑波大附属附属小学校の斎藤先生と本校理事の田中博史先生です。

共に学んでいきましょう。お申し込みは以下からお願いします。(7月1日18時より受付開始です)

https://www.kokuchpro.com/event/da1ddb4bb925089cd1aa479a0af42da2/



4ます関係表を使いこなす

 「何色かリボンがあります。赤は2mです。青は赤の3.5倍です」

この問題場面を,4ます関係表に表すことにしました。これが簡単ではありませんでした。

2mと□mの2つはすぐに入ります。問題は残りの2ますです。ここに赤・青と書く子どもがいました。この気持ちを問います。

「赤が2mで青が□mだから」

子どもらしい考え方です。

「でも,それだと式が作れない」

「何倍とかが見えない」

ここから,長さの下には1倍・3.5倍の数字が入ることが見えてきました。

同様のことは,次の犬の体重問題でも生まれました。□g・630gに対応するする数値を何にするかです。1日・10日と書く考えがありました。これも気持ちは分かります。

「それだと1日の10倍が10日だから,体重が1.8倍とは合わない」

「だから1倍と1.8倍と書かないとだめだよ」

問題場面を整理していく方法を学習しました。

2026年6月28日日曜日

「より深い学び」を対面講座で!

 昨日は授業テラス講座で評価について学び合いました。現場の先生の困り感が実感できる素敵な時間でした。

さて,授業テラス主催の次回の講座は対面開催です。テーマは「より深い学び」です。高校では「探求」が進められています。その成果が着々と見られる学校もあります。一方,小学校現場の現状はどうなのでしょうか。「探求」「より深い学び」は総合学習だけでなく,教科の中でも具現できます。その手立てについて,8月1日に一緒に学びましょう。


【日時】2026年 8月1日(土曜日)12時~16時

・当日は受付混雑が予想されます。
・お時間に余裕をもってご来場ください。

【場所】港区産業復興センター
    〒108-0014 東京都港区芝5丁目36番4号
    札の辻スクエア10F  研修室
    田町駅三田口(西口)徒歩4分
    都営地下鉄三田駅A1・A2出口徒歩2分

お申し込みは以下からお願いします。

https://minatoku.peatix.com/





2026年6月25日木曜日

評価について考えましょう!

今週末6月27日(土)に評価について考えるオンライン講座(授業テラス)が開催されます。授業を考えることと同時に必要な評価について,先生方はどのように進めていますか。一緒に考えていきましょう。

詳細,お申し込みは以下からお願いします。


 https://sannsuuhyouka.peatix.com/event/5030183?dlvid=85e8185c-9c61-4b87-96b1-db232754f46c&utm_campaign=pod-11433527&utm_content&sltid=0&utm_source=event_approaching&utm_medium=email


みなさんの評価は評価のための評価になっていませんか?

テストの結果のみで評価をつけていませんか?
普段の授業から評価をしていますか?
評価はあくまで手段で、子供のより良い姿をみとること、
子どもをより良い姿に変えることが目的です。

尾崎先生がその悩みについて解決してくれます!
何を評価するのか
子どものどこを見て評価するのか
評価で子供をどうかえるのか



【日時】


2026年6月27日(土)19:00〜20:00


【プログラム】

  18:50 受付
  19:00 オープニング
  19:05 尾崎先生によるセミナー
  19:55 質疑応答
  20:00   クロージング


本セミナーは対話を重視するため、お顔出しできない方はご参加いただきません。
お顔出しできる方のみ、ご参加いただけます。


【定員】
80名(先着順)


2本のリボン

 2本のリボンを提示します。A:4.8cmとB:7.2cmの2本です。

「BはAの何倍ですか?」

このように尋ねます。子どもからは「どういうこと?」という声が聞こえてきます。もとにする数をAなのかBなのかがすぐには分からないからです。

「Aが1ならAがもとになる」

「Bの中にAが何個分あるかという文と同じこと」

「だからAがもと」

「Aは何倍したらBになるという文にも変わる。これならAがもと」

「BはAの何倍ですかを式にすると,B=A×□になる。だからもとはA」

問題文を置き換えたり,問題文を式に置き換えたりしながら,基にする量がどちらなのかを見出していきました。


2026年6月23日火曜日

あまりの大きさ

 「1.9mのテープを0.3mずつ切っていきます。0.3mのテープは何本できて何mあまりますか」

この立式は簡単です。1.9÷0.3です。問題はあまりです。筆算で見えてくるあまりは1です。ところが,「0.1だよ」という声が聞こえてきます。しかし,「なんで0.1なの?」という素直な疑問の声もあがります。商は整数に直して計算した答えのままなのに,あまりはそれとは異なるからです。しかし,このズレを乗り越えるのは簡単ではありませんでした。

小数のわり算を整数のわり算に直すために10倍や100倍することを,子どもたちは借金という表現を使ってきました。ここでもその言葉が登場します。

「借金をして式を19ー18=1にしました。でも,本物は借金を返すから1.9ー1.8で0.1が本当のあまりになる」

「でも,なんであまりだけ借金を返すの?」

「図で描いたら分かるよ。0.3が1本,2本・・・6本あって,残ったところが0.1になっているからだよ」

「???」

「借金した図は,19mを3mずつ分けていく。あまりは1mだと図で分かる。でも,本当は借金を返すから19mは1.9m。3mも借金を返すから0.3mずつ分けていく。あまりも借金を返すから0.1mになる」

「そうか」

この説明は説得力がありました。10倍した図をもとに戻す手続きは,分けていく3の部分もあまりの1の部分も同様に行うことを図で見える化したのです。文章だけの問題場面を図という別の形に表すことで,見えなかった理由が見えてきました。


2026年6月22日月曜日

商がわられる数より大きくなったら当たり!

 「商がわられる数より大きくなる方が当たり」

このように投げかけ,2チーム対抗ゲームをしました。ところが,問題文の意味が見えない子どもたちがいました。そこで,「これってどういうこと?」と尋ねます。すると,次の説明が生まれてきました。

「例えば,54÷6=9。これは商がわられる数の54より小さいから外れ」

「これと逆になったらいいんだ」

具体例が生まれてきたことで,もやもやしていたことが見えてきました。

式が書かれたカードを裏返して貼ります。代表の子どもが,その中から1枚を引きます。出てきた式は「99÷0.9」でした。大喜びする姿がたくさん見られました。しかし,なぜ喜ぶのかが見えていない子どももいます。そこで,喜ぶ気持ちを考えさせます。

「99÷1=99でしょ。0.9は1よりも小さい数。1よりも小さい数で割れば,答えは大きくなる」

「でも,0.1÷0.001の小数は違うかもよ」

1よりも小さい数で割ると,商は大きくなりそうだということが,「99÷1」と比較することで見えてきました。一方,この関係が小数÷小数になったら変わるかもしれないという思いも見えてきました。

実際に計算で確かめます。99÷0.9=110です。商が大きくなりました。子どもたちの予想は合っていました。

一方,商は小さくなるかもしれないと予想した小数÷小数を実験します。

0.1÷0.001の計算を試します。答えは10です。商が大きくなりました。

すると,「0.001÷0.01なら違うかもしれない」と声があがります。計算で確かめます。答えは,0.01です。いずれの問題も,商が大きくなりました。

子どもから生まれてきた式を複数実験していくことで,小数の世界でも,わる数が1よりも小さいと商がわられる数よりも大きくなることが見えてきました。


2026年6月21日日曜日

探求について学びました!

 昨日は大阪で関西Mathセミナーが開催されました。探求をテーマに,学年ごとに模擬授業案を考えたり,実際にそれを実践したりと学びの大きな時間となりました。探求は次期学習指導要領でも大きなテーマの一つです。算数科の中でその姿をどのように具現していけばよいのかを,深く学んでいきました。

遠く高知県から参加された先生もいらっしゃいました。この先生の学びに向かう姿はすでに探求になっていますね!

2026年6月19日金曜日

くにたち・学びの園セミナー開催!

8月30日(日)に本校・国立学園小学校を会場に「くにたち・まなびの園セミナー」を開催します。今回は算数と体育の提案です。算数は本校から桑原・重松が提案します。体育は本校から河田が提案します。スペシャルゲストは本校理事の田中博史先生と筑波大学附属小学校体育科の齊藤 直人先生です。

申し込み開始は,6月30日からを予定しています。


テーマ「できる、わかると学びの楽しさの両立を背負う授業の創り方」
会場 学校法人国立学園小学校
参加費 2000円
受付10:00より
10:30~11:30
算数学びの園のコーナー
提案1
桑原麻里&重松優子
アドバイザー
尾崎正彦
(いずれも国立学園小)
13:00~14:00
体育学びの園コーナー
提案2
河田侃也(国立学園小)
アドバイザー
齋藤直人(筑波大学附属小)
14:10~15:00
学びの園でしゃべり場
司会 田中博史(国立学園理事)
算数 尾崎正彦(国立学園小教頭)
体育 齋藤直人(筑波大学附属小)
参加者の皆さんとトークタイム。
いずれも敬称略
できる、わかると学びの楽しさの両立を、教師はどうデザインすればよいのか
閉会15:00
懇親会は16時より
おしゃれな街、国立市で。

2026年6月18日木曜日

例えば12÷6なら・・・

 72÷1.2のわられる数・わる数を10倍して計算できる理由が,はっきりとしないクラスがありました。その続きを考えました。

このクラスでも,整数のわり算の話題が生まれてきました。

「もし12÷6だとすると,答えは6になる。どちらも10倍すると,120÷6になる。この答えも6になる」

「整数であてはまるきまりを,小数にもそのまま当てはめて考えるから,両方10倍しても大丈夫」

やはり具体的な数値が語られると,子どもたちの理解が一気に進みますね。


2026年6月17日水曜日

72÷1.2はどうする?

 「1.2mで72円のリボンがあります。1mでは何円ですか」

問題文から導き出される式は,72÷1.2です。しかし,これは未習です。この計算の仕方を考えました。

「1.2を10倍する」

この声が聞こえてきます。そこで,この声の意味を読解します。

「整数にしたいから10倍した」

「小数のかけ算と同じように考えた」

小数のかけ算と同様に計算するという見方です。同じ方法で計算すると,答えは6です。かけ算と同様だと,答えを10でわります。答えは0.6です。しかし,確かめ算をすると,答えが違うことが分かります。

その後,72も1.2も10倍する計算のアイディアが生まれてきました。確かめ算を行うと,答えは合っています。しかし,なぜこの方法でよいのかが分かりません。

図を使い,割合の見方を行う考えが生まれてきました。

いろいろ生まれましたが,一番納得の声があがったのは次の説明でした。

「72÷1.6を1÷2だとします。答えは0.5。両方の数字を10倍します。式は10÷20です。答えは0.5。両方10倍しても答えは変わらない。だから,72と1.2を両方10倍して計算しても答えは変わらない」

整数の割り算のきまりの登場です。このきまりを小数にも当てはめる見方です。機械的な計算ではなく,その背景を論理的に探る時間となりました。




2026年6月16日火曜日

偶数・奇数との出会い

 昨日は石川県小松市内の小学校を訪問しました。5年生の子どもたちに授業公開を行いました。元気な子どもたちは,1~5の数を使って答えが0~15になる計算探しに取り組みました。計算途中から,答えが2でわれない数(奇数)しかできないことに子どもたちは気付いていきました。

発想豊かで次々と呟きが生まれてくる楽しいクラスでした!


2026年6月15日月曜日

石川県小松市で校内研修!

 今日は石川県小松市の小学校を訪問します。これまで数年間に渡って訪問している学校です。これまでは北陸線経由で訪問していましたが,今回は長野経由での訪問です。不思議な感覚です。

研修では先生方の授業を参観します。その後は,私も授業を行います。どんな出会いが待っているのでしょうか。楽しみです!

今週末(6月20日)は関西算数セミナー!

 今週末の6月20日(土)に大阪府吹田市で算数セミナーを開催します。テーマは,「子どもが探究していく愉しい算数」です。まもなく満席です!

詳細は,以下をご覧ください。 

◆開催日時:2026年6月20日(土) 13:00〜17:00

◆場所:吹田市活動交流館
    (大阪府吹田市岸部中1丁目22番2号)
    阪急バス【吹高口】徒歩3分 JR【岸辺駅】徒歩15分
大会テーマ「子どもが探究していく愉しい算数授業づくり」

スケジュール
12:15 〜 12:45 受付準備
12:45 〜 13:00 受付
13:00 〜 13:05 オープニング
13:05 〜 13:15 基調講演
13:15 〜 13:20 休憩・準備
13:20 〜 13:40 各学年事前研
13:40 〜 13:50 休憩・準備
13:50 〜 14:10 模擬授業①
14:10 〜 14:30 協議会①
14:30 〜 14:40 休憩・準備
14:40 〜 15:00 模擬授業②
15:00 〜 15:20 協議会②
15:20 〜 15:25 休憩・準備
15:25 〜 15:45 各学年事後研
15:45 〜 15:55 休憩・準備
15:55 〜 16:40 講演会 尾﨑正彦先生
16:40 〜 16:45 クロージング

17:30 〜 20:30 懇親会

参加費 2500円
※参加費は当日、現金でのお支払いをお願いいたします。
(懇親会参加費 4000円程度を予定)

お申し込みは以下のアドレスからどうぞ!

2026年6月13日土曜日

少人数算数講座

 今日の午後,本校の若手算数教員に算数ミニミニ講座を開催しました。90分程の時間でしたが,密度の濃い時間となりました。今月13日(月)の石川県小松市の講座,20日(土)大阪吹田市の講座の一部を演習形式で進めました!

いつもは多くの先生を相手に講座を進めていますが,こんな少人数な講座もいいですね!家庭教師みたいな時間となりました!

答えが30に近い勝ち!

 「答えが30に近い方が勝ちゲームをしよう」

このように投げかけます。クラスを半分に分けます。□.□□×□.□の中に,封筒に入っている数字カード(0~9)を入れていきます。どこに入れても自由です。積が30に近い方が勝ちゲームです。

数字カードをマスの中に順次入れていきます。例えば,4を引いたチームは一の位にそのカードを置きました。その際に「一の位に4を置いた気持ちは分かりますか?」と尋ねます。

「もし一の位の7が出たら勝てるから」と,未知の位に出てほしい数字の話題が生まれてきます。このように,数字カードを位のマスに入れていくたびに,気持ちを尋ねていきました。

2回戦では,ルールを少し変えました。封筒の中にラッキーカードを1枚加えます。このカードは,どんな数字にも変身ができる魔法のカードです。うまくラッキーカードを引いたチームは,そのカードを1/10の位に入れて5に変身しました。最終的に,このチームは7.59×4.0とう式を作りました。答えは30.36でかなり30に近い数でした。ラッキーカードが有効に働いた結果でした。



2026年6月12日金曜日

授業テラス対面セミナー開催!

 授業テラス主催に対面セミナーが,8月1日(土)12時~東京都港区立産業振興センター1階で開催されます。テーマは,「より深い学び」です。

以下のちらしをご参考に,お申し込みください。

https://minatoku.peatix.com/


2026年6月10日水曜日

筆算はいらない!

 「答えはいくつになるかな?」

このように投げかけ,①914×83を提示します。この式を見て「小数点がない」との声があがります。前時までは小数同士のかけ算を行っていたので,その違いに気づいた声です。




小数×小数もできる!

「1mの重さが1.9㎏のパイプがあります。このパイプ4.2mの重さは何㎏ですか」

4ます関係表で場面を整理します。ここから1.9×4.2という式が導き出されます。小数×小数の計算は未習です。そこで生まれてきたのが「両方10倍する」という声です。
1.9も4.2も10倍すると,19×42という整数のかけ算に変身できます。これなら計算ができます。その答えを,10倍と10倍したので,100で割れば答えが分かることを共有していきました。
その後は,小数第二位まで数の範囲を拡張して計算に取り組みました。

 

2026年6月9日火曜日

筆算をどう書く?

 「1m60円のリボンがあります。4.7mでは何円ですか」

この問題を出題します。式は60×4.7です。しかし,このままでは計算できないので,かける数を10倍して計算します。答えは2820ですが,先ほど10倍して計算したので10でわります。

ここまでは前回の学習でも取り組んでいます。その後,「60×4.7を筆算にしたら?」と投げかけます。計算ではなく,筆算の書き方を訪ねます。

子どもから生まれてきたのは,板書の2通りです。グーの筆算の気持ちを考えさせます。

「位を揃えた」

「小数点を揃えた」

これまでの既習の加減乗の筆算と同じように位取りを意識した筆算です。この視点で考えると,パーの筆算は位がずれています。しかし,この筆算について子どもたちは次のように説明します。

「位が揃っていないよ」

「いいんだよ。借金して10倍すると,60×47の式になる」

「60×47とみて計算するから,これでいいんだよ」

「でも最後に借金を返すから,答えを10でわる」

60×4.7を整数の計算に置き換えて計算するから,パーの筆算形式でよいとする考えです。

その後,グーの方法でも計算します。ところが,うまくいきません。結局,60.0×4.7と見なして計算するとうまくいくことが見えてきました。その場合は,かけられる数・かける数を両方とも10倍する借金をします。最後は,両者の借金を返すので100で答えをわります。こうなると,パーの計算と同じことをしていることになります。これは「大変」という声がたくさんあがってきました。


2026年6月7日日曜日

全国算数授業研究大会申し込み開始!

 恒例の全国算数授業研究大会の申し込みが始まりました。

今回のテーマは,「探究がはじまる! 算数で育てたい子どもの『見る目』」です。

日時:8月4日(火)・5日(木)

会場:筑波大学附属小学校

会費:7000円

私は,最終日の講演を担当します。チラシをご参考に,以下のアドレスからお申込みください。

https://www.kokuchpro.com/event/e0c4b5dd21d46b50f6d277884641a987/





2026年6月6日土曜日

授業テラスセミナー「評価」について考える

6月27日(土)19時から,授業テラス主催のオンライン講座が開催されます。テーマはずばり「評価」です。ご興味のある方は,以下のチラシを参考にされお申込みください。

https://peatix.com/event/5030183?k=f41e613d834674d0263249f169299d6034e7ae21


 みなさんの評価は評価のための評価になっていませんか?

テストの結果のみで評価をつけていませんか?
普段の授業から評価をしていますか?
評価はあくまで手段で、子供のより良い姿をみとること、
子どもをより良い姿に変えることが目的です。

尾崎先生がその悩みについて解決してくれます!
何を評価するのか
子どものどこを見て評価するのか
評価で子供をどうかえるのか



【日時】


2026年6月27日(土)19:00〜20:00


【プログラム】

  18:50 受付
  19:00 オープニング
  19:05 尾崎先生によるセミナー
  19:55 質疑応答
  20:00   クロージング


本セミナーは対話を重視するため、お顔出しできない方はご参加いただきません。
お顔出しできる方のみ、ご参加いただけます。

2026年6月5日金曜日

形式陶冶と小数のかけ算

 「1m80円のリボンがあります。①のリボンの代金を求めましょう」

2本のリボンを提示します。見た目で,①の長さを予想させます。

2m,1.5m,1.8m,1.9m

様々な長さの予想値が出されました。長さが2mの代金は,80×2と立式できます。これは既習です。次に,1.5mの場合を考えます。代金を求める式は,80×1.5と当然のように声があがります。

そこで,「本当に小数倍してもいいの?」と尋ねます。これは難しい問題でした。しかし,次の声があがります。

「2mは2倍だから,80×2とできる。同じように,1.5mは1.5倍だから,80×1.5とできる」

つまり,整数倍で立式できた論理を,小数倍にもそのまま当てはめることができるという論理です。数学の世界で,形式陶冶と呼ばれる考え方です。それが子どもから生まれたのが驚きです。

その後,80×1.5の計算の仕方を考えました。

「1.5を10倍して15にする。借しを作る」

「答えは1200円だけど,借しを作ったから,その借しを返すから10でわる」

「借しを作る」「返す」という発想が子どもらしいですね。