「1m80円のリボンがあります。①のリボンの代金を求めましょう」
2本のリボンを提示します。見た目で,①の長さを予想させます。
2m,1.5m,1.8m,1.9m
様々な長さの予想値が出されました。長さが2mの代金は,80×2と立式できます。これは既習です。次に,1.5mの場合を考えます。代金を求める式は,80×1.5と当然のように声があがります。
そこで,「本当に小数倍してもいいの?」と尋ねます。これは難しい問題でした。しかし,次の声があがります。
「2mは2倍だから,80×2とできる。同じように,1.5mは1.5倍だから,80×1.5とできる」
つまり,整数倍で立式できた論理を,小数倍にもそのまま当てはめることができるという論理です。数学の世界で,形式陶冶と呼ばれる考え方です。それが子どもから生まれたのが驚きです。
その後,80×1.5の計算の仕方を考えました。
「1.5を10倍して15にする。借しを作る」
「答えは1200円だけど,借しを作ったから,その借しを返すから10でわる」
「借しを作る」「返す」という発想が子どもらしいですね。