2026年6月22日月曜日

商がわられる数より大きくなったら当たり!

 「商がわられる数より大きくなる方が当たり」

このように投げかけ,2チーム対抗ゲームをしました。ところが,問題文の意味が見えない子どもたちがいました。そこで,「これってどういうこと?」と尋ねます。すると,次の説明が生まれてきました。

「例えば,54÷6=9。これは商がわられる数の54より小さいから外れ」

「これと逆になったらいいんだ」

具体例が生まれてきたことで,もやもやしていたことが見えてきました。

式が書かれたカードを裏返して貼ります。代表の子どもが,その中から1枚を引きます。出てきた式は「99÷0.9」でした。大喜びする姿がたくさん見られました。しかし,なぜ喜ぶのかが見えていない子どももいます。そこで,喜ぶ気持ちを考えさせます。

「99÷1=99でしょ。0.9は1よりも小さい数。1よりも小さい数で割れば,答えは大きくなる」

「でも,0.1÷0.001の小数は違うかもよ」

1よりも小さい数で割ると,商は大きくなりそうだということが,「99÷1」と比較することで見えてきました。一方,この関係が小数÷小数になったら変わるかもしれないという思いも見えてきました。

実際に計算で確かめます。99÷0.9=110です。商が大きくなりました。子どもたちの予想は合っていました。

一方,商は小さくなるかもしれないと予想した小数÷小数を実験します。

0.1÷0.001の計算を試します。答えは10です。商が大きくなりました。

すると,「0.001÷0.01なら違うかもしれない」と声があがります。計算で確かめます。答えは,0.01です。いずれの問題も,商が大きくなりました。

子どもから生まれてきた式を複数実験していくことで,小数の世界でも,わる数が1よりも小さいと商がわられる数よりも大きくなることが見えてきました。