2023年7月27日木曜日

〇〇スタンダード?

九州の先生と交流していて,多く耳にしたのが「〇〇スタンダード」と呼ばれる地域名を付けた授業の形式です。「めあて」「まとめ」「ふりかえり」などの形式で授業展開をすることを,地域単位で求められるそうです。それで子どもが生き生きとするのなら,問題はありません。しかし,実態はその真逆です。そんなに形式が大切なのでしょうか? 目の前の子どもがつまらなそうにしているのにも関わらず,形式で授業を展開するのはなぜなのでしょうか。残念ながら教師としての授業力に疑問符があると言わざるを得ません。

地域の教育を束ねる立場の方には,是非,考えていただきたいですね。今回の九州算数・数学研究大会の私の講演では,この点についても大いに警鐘を鳴らせてていただきました。形式で子どもが算数を愉しみ,学力も向上するようなら苦労はしません。