2025年12月1日月曜日

植木鉢を重ねる

「植木鉢を重ねると」と子どもたちに投げかけます。重ねるイメージを,子どもたちがジェスチャーで表現します。しかし,その動きは子どもによって異なりました。そこで,そのイメージをノートに描かせます。

子どもたちに,「自分とは違う重ね方には,どんなのがあると思いますか」と尋ねます。最初に生まれたのが,板書左の上下を交互に重ねるパターンです。子どもからは「比例している」と声があがります。植木鉢の高さを10㎝とすると,高さyは,「10×x」と文字式で求めることができます。

一方,多くの子どもは同じ向きに植木鉢を重ねるパターンを考えました。この場合は,下の植木鉢の中に上の植木鉢がスポッと入ります。このパターンの場合は,比例にはなりません。植木鉢の個数は増えますが,その高さは比例的には増えません。単なる片方が増えれば,もう片方も増えるパターンです。

その後,この重ね方のように比例ではない2量の増え方のモデルを探します。「身長と体重」「兄と妹の年齢」「紙の折回数と折られた紙の枚数」などは,比例ではない増えるパターンであることが分かりました。

比例反比例の1時間めです。