2025年12月15日月曜日

亀がうさぎを追い抜くのは?

 「うさぎと亀が同時に出発します。うさぎは時速20㎞で15分進み,45分休憩します。これを繰り返します。亀は時速5㎞で走り続けます。亀がうさぎを追い抜くのは何時間何分後ですか」

長文ですが,題意は理解できました。子どもたちは,ノートに式やグラフ,図などを描いて,追い抜く瞬間を求めようとしています。一方,「分かんない」という声もあがります。

そこで,「どうしたら分かるかな?」と尋ねます。両手でうさぎと亀の動きを表現する子どもの姿が見えました。そこで,それを板書してもらいます。

うさぎと亀が右側へ進んでいきます。速さが違うので,うさぎの進み方が大きくなっています。両者の速さのイメージはできます。しかし,これでは何時間後に追い抜けるのかは見えてきません。

子どもからは,次の声があがります。

「数字がないから分からない」

「何分かが分からない」

「距離もない」

子どもたちは,先ほどの2匹の動きに足りない情報を洗い出します。そこで,時間と距離の情報を加えます。結果として,2次元のグラフができあがります。そこに,うさぎと亀の動きを入れていきます。

すると,亀がうさぎに追いつく瞬間が見えてきます。1時間後,2時間後,3時間後です。この時間に追いつきますが,追い抜くことはできません。

そこで,どうしたら追い抜けるかを考えます。子どもからは,「うさぎがずーっと休んでいたらいい」と声があがります。昔話のタイプですね。一方,「亀の速度を上げたらいい」という声もあがります。そこで,時速10kmで進むことにします。これでグラフを作図すると,追い抜く瞬間が一目瞭然です。30分後に追い抜くことがわかります。子どもからは「図は最強」と声があがります。グラフを使うよさに気づいた1時間でした。