
算数版卒業論文とは,スペシャル授業1時間分を再現するものです。子どもたちに白い画用紙1枚を渡します。その紙を縦に4分割させます。そこに授業場面を再現していくのです。教師役,子ども役のキャラクターが登場し,授業で交わされた言葉を再現していきます。教師の研究授業での授業記録をイメージしてもらえるといいかもしれません。
この論文は,真剣に授業に参加していないと書けません。今回の論文は,あらかじめ取り組むことを予告しておきました。子どもの中には,論文に備えて必要な情報をノートにこまめに記入している子どももいました。
算数では論理的思考力を鍛えることが目的の一つです。論理的思考力を鍛える方法の一つが,学んだことを再現という方法で出力させることです。

その点,記述による再現は,再現内容が文章で残ります。1人1人の再現内容の確認ができます。ただし,時間がかかることがネックです。今回の卒業論文は,2〜3時間程度かかります。このタイプの再現活動は,1年に1〜2回が限度です。通常は,5〜10分程度のショートの再現活動をこまめに行うことがベストです。このショートの再現活動をくり返し経験していくと,この論文(レポート)への取り組みへのハードルの低くなります。