「十字架の中に数を入れて,縦の合計・横の合計が同じになるようにしよう」
このように投げかけます。1・2・3・4・5の数字を1つずつ入れていきます。
先ずは,十字架の真ん中に1を入れたパターンを試します。しばらくすると,「できました」の声がします。問題になったのは,数字の位置を変えたものを,同じと見なすか否かでした。この話題を考えたときに出てきたのは,次の声でした。
「1~5の合計は15」
「真ん中の1を引くと14になる」
「縦・横は(真ん中を除くと)7になる。7になるのは2+5と3+4しかない」
「組み合わせはこれしかないから,場所が変わったものも同じだよ」
その後,真ん中が2の場合を考えます。すると「2は作れない」と声があがります。その理由を,先ほどの声をもとに説明していきます。
「15-2で13」
「13÷2=6あまり1になるから,2つに分けられない」
「(真ん中を除いて)縦の合計が6だと,横の合計は7になるからできない」
さらに,「真ん中が奇数ならできる」という声が続きます。
「奇数-奇数=偶数」
「偶数なら2つに分けられるから,真ん中3は計算できる」
十字架問題を,既習の偶数・奇数とそれらの計算の組み合わせから考えていくことができました。十字架に入れる数値から式化の発想へと広げていける見方が柔軟ですね。