2026年9月3日木曜日

合同な四角形探し

「合同な四角形を見つけましょう」

赤い四角形と合同な四角形を,先ずは自席から探していきました。

子どもたちが迷ったのは,⑤と⑥の図形です。

⑤はもとの図形が左右が反対になっています。「えっ?」という表情をした子どもが当初はたくさんいました。しかし,前時の「裏返してもぴったり重なれば合同」という ノート記述をふりかえり(これが本当の意味での「ふりかえり」です。必要感に迫られてふりかえったことに価値があります),図形の向きは関係ないことが見えてきました。

⑥はもともとは上下反対向きでした。「反対反対」の声とジェスチャーで,上下の向きを反対にしました。しかし,これだけでは不十分です。「もう1回反対にする」と声があがります。額面通りに読むと,もとにもどってしまいます。しかし,子どもの真意はそこではありません。上下反対にした四角形を,今度は左右を反対にするという意味でした。「反対にして反対」にすることで,もとの四角形を向きが揃います。

その後,実測に移っていきます。ところが「辺の長さだけ調べたらいいんじゃない」と声があがります。それに対して「角もいるよ」と声があがります。この部分は,このままでは抽象的なやり取りで,話の内容が共有されません。

ここで生まれてきたのが,「例えば」という例示でした。

「左の辺が(同じ長さのまま)下向きに動いて,上の辺も下向きに動いたら,辺の長さは同じだけど,違う図形になる」

板書中央上部の図が目の前に現れることで,子どもたちにも先ほどまでのやりとりが具体像として見えてきました。これで合同図形を判別するためには,辺と角の両方を調べないと正確ではないことが見えてきました。

当初の予想では,「反対にして反対」にする⑥は合同ではないと考える子どもが多数いましたが,実測の結果は合同であることが見えてきました。勘違いの一要因が対応する角の位置を間違えたことでした。比較する四角形の底角の左右を勘違いしたものでした。だからこそ,対応する角の位置を正確にとらえることが大切になってくるのです。



2026年9月2日水曜日

全く同じ形を見つけたら当たり!

 「全く同じ形を見つけたら当たり」

このように子どもたちに投げかけます。もとの図形(青)と同じ図形を,カードを裏返して当てていきます。

最初に裏返されたのは,➁の三角形です。➁をじっと見つめる子どもの中に,定規を目の前に充てている子どもがいました。そこで,その姿の意味を読解していきます。

「辺の長さを測っている」

「辺の長さが同じなら,同じ大きさ」

辺の長さで全く同じ形を見つけようとする視点が生まれてきました。この読解活動後,別の道具を出す姿が見られました。

そこで,「どんな道具を出したと思う?」と尋ねます。生まれてきたのは,「コンパス」と「分度器」です。コンパスは2辺の長さが等しいか調べるため,分度器は2つの角の大きさを調べるためでした。別の道具を出していた子どもは,分度器を手に持っていたのです。

ここまでに子どもたちは,辺の長さと角の大きさを調べることができれば,全く同じ形が否かが判断できると考えました。

その後,合計5枚の紙を裏返し,図形を表向きにしていきます。図形が見えるたびに,子どもたちは定規や分度器を目の前にあてて,大きさを調べていきました。

最後は,子どもたちに同じ三角形を配布し,分度器や定規で実測を進めていきます。あたりが1枚ではありませんでした。

「合同」の1時間目です。辺の長さ,角度の大きさに着目したくなる展開にチャレンジしてみました。