データの活用で取り扱うデータは,子どもの身近なものであることが大切です。子どもにとって,親近感のあるデータだからです。
クラスの半年間の本の貸し出し冊数を,度数分布表から柱状グラフへと表現しました。その中から,次の気づきが生まれます。
「一瞬でどこが多いのかが分かる」
「100を超えると少なくなる」
「一目で0〜20冊未満の人が多いのが分かる」
柱状グラフのよさが子どもから生まれて来ました。クラスのデータが「0〜60冊に集まっている」という悲しい事実も見えてきました。すると,子どもたちは隣のクラスのデータも気になります。隣のクラスより自分のクラスの方がたくさん本を借りているはずだと思っているんですねえ・・・。このような思いを引き出せることが大切ですね。
その後,隣のクラスのデータをまとめていきます。子どもたちは意欲満々で,隣のクラスのデータ発表を聞いていきました。結果は,ダントツに差をつけれられてしまいましたが・・・。