箱の中身の大きさ比べをしていました。水→砂を入れて数値化を試みますが,いずれも正確に測定することはできませんでした。
そこで生まれてきたのが,ルービックキューブを解体したもの・さいころを入れるという声です。大きさも質も同じものを入れて,その個数を数値化して比べるアイディアです。ここでも数値化の見方が一貫して登場してきます。
そこで,小さいサイコロブロックを子どもたちに配布します。ただし,その個数は少めに配ります。
子どもたちは,箱の中にブロックを詰めていきます。しばらくすると,「たりない」「全然たりないよ」と声があがります。すると,その声を聞いた別の子どもから「1段分が分かればできるよ」と声があがります。
この声の意味を読解していきます。
「1段目に35個入れば,それが上に6段あるから35×6で計算で分かる」
「それなら,縦横でもいける」
「1段目も計算でいける」
「横に並ぶ個数が縦に何列あるか考える」
「横に7個並ぶ。それが5列あれば,7×5で1段目も分かる」
ブロックが不十分であったことで,その総数を計算で求めようとするアイディアを引き出すことへとつながっていきました。この見方は,体積の公式そのものです。教具が不十分な場面に意図的に出合わせることで,計算を行う必要感を引き出していくことができました。