前号でお知らせした「人と犬の速さ比べ」ですが,クラスが違うと反応も異なります。
こちらのクラスでは,道のりも走った時間も異なる人と犬の比べ方のアイディアとして,公倍数・1m当たり・1秒当たりの3種類が生まれてきました。
当初は1m当たりが分かりやすいと考える子どもが多くいました。ところが計算結果が目の前に現れると,異なった反応が生まれてきました。
「答えが多いと遅いんだよ」
「分かりにくい」
「答えが少ないと速いんだよ」
「???」
一方,1秒当たりは,答えが多い方が速いと判断できます。この判断基準は既習の学習内容と同じです。そのため,子どもたちが分かりやすいと判断する解決方法は1秒当たりに大きくシフトしていきました。
その後,野ウサギを加えて速さ比べを行います。野ウサギが加わると公倍数方式は,とても大変な数になってしまいます。最後は,ほぼ全員が1秒当たりが分かりやすいと考えが変わっていきました。
クラスが異なると,反応の大きく異なる時間でした。