算数マイスター・尾﨑正彦のブログ
2025年7月2日水曜日
1より小さいと小さい
2025年7月1日火曜日
あまりが・・・
2025年6月26日木曜日
倍分から逆
前回の学習では,分数のわり算は倍分を使えば,どんな計算もできそうだということが見えてきました。しかし,まだ実験数が不十分です。そこで,3/4÷2/5になる問題場面で実験を行います。
分母分子をそれぞれ10倍の倍分することで,2/5で割り切ることができます。答えは15/8Lと計算はできます。しかし,その真偽は図で確認を行わないと分かりません。そこで,図で確認します。結果は,図の中に15/8があることは見えました。この答えを導くために,小さな長方形の数を計算で求めました。分母は4×2,分子は3×5で求められます。
すると子どもたちが,「逆数が見える」と気づきます。分母分子の総数を求めるかけ算のかける数の部分に÷2/5の逆数である×5/2が見えるというのです。また,この図が÷2/5に見えると同時に,かけ算の図のように×5/2の図にも見えるという気付きも生まれてきました。
すると今度は,「式の中にも逆数が見える」と声があがります。倍分を行った分子の計算は,3×10÷2でした。式後半の10÷2を先に計算すると3×5になります。分母の4×10÷5の後半10÷5を先に計算すると4×2になります。するとこの式の部分にも逆数のかけ算が見えてきます。
分数同士のわり算を倍分を使って計算を進める中から,逆数をかける意味や形式を見つけていくとができました。
2025年6月25日水曜日
今やったやり方について・・・
2025年6月24日火曜日
京都の小学校を訪問
今日は京都府南丹市の小学校を訪問しました。全校6学級の小さなが学校です。
全クラスの算数授業を参観しました。どの教室からも,子ども達の素直な声が聞こえてきました。今回の授業訪問では,指導力の向上が著しい若手の先生がいらっしゃいました。これまでの私の訪問での指導や日ごろの勉強の成果が,着実に現れていますね。
やはり教師も常にアップデートが必要ですね。「常にアップデートが必要」あるすごい先生が使われていた言葉です。これはまたどこかの講座で紹介しますね。
2025年6月23日月曜日
分数をかける
次の問題を提示します。
「あかりさんは180ページの本を4日間で読みました。1日目は全体の2/5,2日目は残りの1/3を読み,3日目はその時に残っていたページの5/8を読みました。」
アイテムに掲載されている問題です。先ずは「2日目には何ページ読みましたか」と尋ねます。
半数の子どもは,次の式を書きました。
180×2/5×1/3
この気持ちを読解します。
「1日目に2/5読んで,2日目に1/3を読んだからかけ算した」
この式を書いた子どもは納得しています。ところが,「それは違う」と声があがります。
「2日目は残りの1/3を読んだと問題にあるから,1日目の残りのページから考える」
「その残りの1/3になる」
「2日目は基準が違うようになるんだよ」
計算を簡単にしようとして,多くの子どもは一気に「×2/5×1/3」をしたようです。しかし,それでは問題場面に合いません。基準が2日目は異なるからです。その指摘が子どもから生まれてきました。
後半は,「分数÷分数」につながる作図をする問題に取り組みました。0.5分で1/3Lの水が入る図を描きます。その後,「1分では何L入るか図を描こう」と投げかけます。
半数の子どもが,板書のパーの図を描きました。答えは2/3Lなのでこれでよさそうです。ところが,「それは違う」と声があがります。
「この図だと,0.5分で2/3Lの水という話になる」
「話は1分で2/3Lだから図が違う」
分数の面積図はかなりハードルが高い場面です。少しずつ,その見方を育てています。
2025年6月18日水曜日
全国算数授業研究会今年も開催!
全国算数授業研究大会が今年も8月4日(月)~5日(火)に,筑波大附属小学校を会場に開催されます。お申し込みは,以下からどうぞ。詳細は以下の案内をご覧ください。
https://www.kokuchpro.com/event/b1dca1a9e364ad8dc46c1cdee4e5c339/