2017年1月1日日曜日

授業準備に「スタディーサプリ」を活用しよう!

2017年が始まりました。冬休みが終わると,また算数授業が始まります。算数は,毎日1時間必ずある授業です。だからこそ,愉しい算数授業を教師として提供することは,子どもが学校を愉しいと感じる上でも大きなウエイトを占めるのではないでしょうか? 

愉しい算数授業を提供するためには,教師の授業準備が必要です。しかし,多くの先生方は算数だけを教えているわけではありません。国語・社会・体育・図工などを教えています。高学年の先生は,さらに家庭科や英語の準備も必要です。これらの準備をすべて完璧にできれば最高です。しかし,現実は難しいですよね。

よく「どうやったら子どもがわくわくする算数授業ができるのでしょうか?」と,質問を頂戴します。子どもに問いを持たせることを,私はいつも心がけています。問いとは,子どもが「あれ,どうなっているの」「今までとは違うぞ」「前と同じ方法で解けるのかなあ」などの思いを持つことです。このような思いを授業場面で子どもたちに持たせることができれば,その後は,子どもたちが自然に追究を深めていきます。

子どもが問いをもつ授業を構想することが,授業準備で最も大切なことだと私は考えています。しかし,この問いをもたせる授業の具体的イメージは,このような文面で伝えることは難しいのが実情です。ましてや,すべての算数授業を文面で伝えることには限界があります・・・。

ところが,この限界を少しだけ乗り越える方法があります。それが,リクルート社が提供している「スタディーサプリ」というネット配信学習講座の活用です。スタディーサプリ小学校算数基礎講座(小学校4~6年)講師を私は務めています。この講座では,動画で算数授業の様子を配信しています。子どもが自宅学習することを想定した授業動画ですが,私が提供している動画配信授業は,私の教室で実際に行っているものとほぼ同じです。そのため,この動画を授業準備の参考にできます。例えば,「明日の算数授業の導入はどうしようかな?」と悩んだら,スタディーサプリにアクセスしてみてください。小学校4~6年のほとんどの単元の授業動画が見られます。各学年30時間分の授業動画で構成されています。アドレスは,以下の通りです。

benkyosapuri.jp/e

スタディーサプリは,すでに自治体単位での利用も始まっています。スタディーサプリを取り入れた学校では,学力の向上や算数に対する意欲面での向上も見られます。是非,算数授業準備や教材研究として「スタディーサプリ」をご活用ください。