算数の学習で,1mという新しい長さの単位があることを学習しました。その後,紙テープを使って,My1m定規を作成しました。紙テープに,先ずは10㎝刻みで目盛りを入れます。次に,それらの刻みの中間地点に,今度は5㎝刻みの目盛りを入れていくという手順でMy1m定規を作成しました。
完成したMy1m定規を使って,教室にある様々な長さを測定します。自分の机の高さ,床からホワイトボードまでの高さ,大きなテーブルの横幅は全員で測定します。この3つの測定が終わった子どもから,好きな場所の長さを測定することにしました。
すると,この発見をきっかけに子どもたちの視点は,学校にある1mぴったりの長さ探しへと向かいます。
子どもたちの再測定が始まってしばらくすると,それらが見つかります。
廊下側窓枠の横幅
掲示板の縦
ハンガー掛けの縦のポール
この結果から,次の声が聞こえてきます。
「掲示板の縦が1mということは,窓は正方形だね」
「本当だ。窓は正方形なんだ」
以前に学んだ正方形の図形学習と長さの学習が,ここでリンクしてきました。よい視点が生まれてきました。また,次の声も聞こえてきました。
「教室は1mだらけだ」
本当に1mの長さは意外に多いのです。これも実測を行ったからこそ感じることができたのでしょう!やはり,このような実測体験は大切ですね。