「教師は俳優でなければならない」と,新採用の頃,先輩教師から何度も指導をされました。これは,授業場面では特に意識することが必要なことです。淡々と授業を展開する教師と,俳優のような動きができる教師,子どもだったらどちらの教師に魅力を感じるでしょうか?
授業作りには教材開発や授業構成などの視点も大切ですが,いざ,授業が始まったら教師としてどのように子どもの前で動けばいいのかを意識することも,子どもの授業に対する意識を高める重要な要素です。
Googleの調査によれば,人間の集中力は9秒しかもたないそうです。そんな子どもたちの集中を切らさないポイントは何かを本書では提案します。
さらに,授業を進めていくと,子どもから学びを深めるきっかけになる言葉が生まれてくることがあります。それが生まれた瞬間の教師の動きも提案しています。
これまでの私の授業経験や,スタディーサプリ(byリクルート)での授業動画撮影経験をもとに,算数授業スキル ニューノーマルを提案します。
今回は,本書を購入いただいた方限定で,私の授業動画の視聴ができる付録も付いています。3月末に刊行予定です。お楽しみに!