2023年3月15日水曜日

1冊の本との出会い

 本日,初等部卒業生の高校2年生が親子で学校を訪ねてきました。「どうしてもお礼を言いたいことがある」とのことでした。

「初等部で先生に紹介してもらった天野敦先生の『あきらめない心』という本のおかげで,医者を志すきっかになりました」

「その本は何回も読んで,もうボロボロになっています」

上皇様の心臓手術を執刀された心臓外科医の天野敦氏の著書「あきらめない心−心臓外科医は命をつなぐ」を,彼が初等部生の頃に紹介しました。その影響で,今は医学の道を目指しているそうです。

1冊の本との出会いが教え子の人生を左右すると考えると,教師という仕事の大切さを痛感します。やはり,教師のアンテナを高くして様々なジャンルの本を読み,子どもたちにも紹介していくことも大切ですね。