「円形のエアーホッケー場があります。スタートからゴールまで,何本の直線ができますか」
このように投げかけます。90°でパックを発射すると,反対側のゴールまでにできる直線は1本です。
次に子どもから「45°なら・・・」と自然に声があがります。よい反応です。ところが,45°でできる本数にズレが生まれます。2本と3本です。それぞれの子どもたちのパックの動きのイメージが異なることが原因でした。
そこで,本当は何本か実験します。すると,実験をしても「2本」「3本」と結果にズレが生まれます。その原因は,2本目の直線の発射角度の測定位置にありました。どの位置を45°とするかで,2本目の直線の軌跡が異なるのです。すると,次の声が生まれます。
「1本目の線を描いたら,回転してリセットしたらいい。そうしたら,最初の直線と同じ場所が45°になる」
「リセット」してスタート位置に回転していくことで,45°の位置を1本目と同じ位置にすることが見えてきました。このリセット方式で,再度実験を行います。結果は2本です。
すると,「比例の逆になっている」と声があがります。
「本当だ」
「角度が1/2になると,本数が2倍になっている」
「でも,比例ではないね」
「比例の逆だね」
「30°なら3本になるってことだね」
2種類にデータから,反比例の見方が生まれてきました。この見方が正しければ,30°は3本になるはずです。そこで,実験で確かめます。
結果は,予想通りの3本になりました。この見方を活用すれば,15°の場合は6本になります。この本数も実験で確かめます。
これは作図に苦労をしました。角度が少しズレると,本数が増減してしまうからです。正確に分度器を使いこなすことで,6本になることが見えてきました。
反比例の導入場面です。