子どもたちに,「ネコチーム・トラチームのそれぞれの文字数の合計を求めよう」と投げかけます。ネコ・トラチームは,クラスを半分に分けたチーム名です。
文字が大量に書かれたプリントを配布します。そこに書かれた
文字を見た子どもからは,「気持ち悪い」「えー」という声があがります。文字数の多さに感動?したのでしょうか。
子どもからは「全部同じなら簡単」と声があがります。全員が同じ文字数のプリントなら簡単だという声です。果たして,子どもたちの希望通りのプリントなのでしょうか・・・。
子どもたちのプリントの多くは同じ文字数です。しかし,一部の子どもには異なる文字数のプリントを意図的に混ぜています。
同じ文字数のプリントは,合計2000文字あることが分かりました。ネコチームは,2000文字の子どもが14人いました。2000文字が5人分で10000文字になります。10人分では20000文字になります。残りの4人分で8000文字です。この合計は28000文字です。本時は,1万を超える数の学習場面です。この部分の数え方はていねいに進めます。
さて,2000文字とは異なるプリントをもらった子どももいます。その子の文字数は280文字です。従って,ネコチームの合計は,28280文字となります。
28280文字の量を実感させるために,154枚のプリ
ントを貼らせました。子どもたちは位取りを意識しながら,右のように並べました。この文字数は本当に大量です。
トラチームの文字数も数えます。トラチームにも,2000文字でないプリントが混じっています。合計は31147文字。これも大量です。トラチームは下のように並べます。並べ方にも個性が見えますね!