2年生「はこの形」の学習も大詰めです。子どもたちに
次のように投げかけます。
「ストローを粘土でつないで,箱の骨組みを作ろう」
(完成すると,右のような形になります)
封筒に入ったストローと粘土玉を,子どもたちに配布します。封筒を開ける前から,「きっと何かが足りないんだ!」と中身を怪しむ声が聞こえてきます。
中身を出した子どもたちが,骨組みを作り始めようとします。ところが,しばらくすると「足りない」という声が聞こえてきます。封筒の奥に足りない部品が隠れていないか,何度も確認する姿も見られました。
「足りない」と声をあげる子どもたちに,何が足りないのかを確認します。
「粘土が足りない。7個しかない」
「平らな長方形は粘土は4個でいい。でも,箱になると粘土は上に4個,反対側の下に4個で8個いる」
箱形には頂点が8カ所あることが見えてきました。
他にも「足りない」と声をあげる子どもたちがいました。
「ピンクのストローが足りません。3本しかありません」
「箱にはピンクのストローは4本あります」
「全部で12本ストローがいるよ。青が4本,黄色が4本だからだよ」
「4×3で12本の辺があるんだよ」
箱形には辺が12本あることも見えてきました。
最後は,足りなかった部品を補充して箱を完成させていきました。
必要な部品の一部が足りなくなると,本当の姿が見えてくる1時間でした。