アイテムに掲載されている教材を使って,授業を行いました。
「幅と高さが同じ4段と5段の階段があります。面積は同じですか」
幅も高さも同じです。当初は,多くの子どもが面積が同じと考えていました。しばらくすると,「面積は違うよ」という声が生まれてきます。しかし,多くの子どもにはその意味が読解できません。そこで,違うと考える理由を共有していきます。
「同じ形を反対向きにつなげます。横が1個分飛び出します。その長さは,4段の方が正方形の一辺の長さが長いから,面積が大きくなる」
倍積変形して長方形にして考えたのです。高さは変わりません。しかし,横の長さは,構成されている正方形の一辺の長さが異なるので,面積も同じにはなりません。
一方,分数を使う考えが生まれてきました。
「もし,横と高さが同じ2段と3段の階段だとします。正方形の中に階段があるとします。この面積が1なら,2段の面積は 3/4。3段の面積は6/9。通分すると9/12と8/12で,2段の面積が大きい」
「おー,分かりやすい」
「4段と5段も同じだ」
「4段は10/16,5段は15/25。通分すると,25/40と24/40で4段が大きい」
全体を1とした正方形の中の階段の面積を分数表記することで,両者を比べることができました。
同じ教材で3クラスの授業を行いましたが,反応は違いました。長方形に変形して小数値で求めようとするクラス,階段を構成する1マスの正方形の面積から比べるクラスと視点は様々でした。