2023年1月2日月曜日

新年に野口英世氏から学ぶ

 新年あけましておめでとうございます。

2023年が始まりました。今年の教育界はどのようになっていくのでしょうか。

さて,先日ある青年会議所の会報を読みました。(私は経済界の書籍にも目を通します)

その中の代表の方が野口英世の次の言葉を引用され,「地域をともに盛り上げていきましょう」と訴えかけられていたのが印象的でした。

「私は貧乏な家に生まれ,小学校しか出ていない。しかし,過去を変えることはできないし,変えようとも思わない。なぜなら人生で変えることができるのは,自分と未来だけだからだ」

この言葉は青年会議所さんがめざす地域おこし活動だけではなく,教育界にも当てはまります。最近の教育界には明るい話題が少ないのが残念ですが,それを嘆いても何も始まらないことを野口氏の言葉から学ぶことができます。

その後,野口氏の他の言葉もしらべてみました。野口氏の言葉は,どれも心に響くもの場仮でした。

例えば,次の言葉も印象的でした。

「家が貧しくても,体が不自由でも,決して失望してはいけない。人の人生の幸も災いも,自分から作るもの。周りの人間も周りの状況も,自分から作り出した影と知るべきである」

この言葉は,学級経営そのものです。クラスがうまくいかない原因は「自分から作り出した影と知るべきである」と読み替えられませんか? 奥が深いです。

「絶望のどん底にいると想像し,泣き言をいって絶望しているのは,自分の成功を妨げ,そのうえ心の平安を乱すばかりだ」

授業がうまくいかないと泣き言いっても始まらないということですね。これを繰り返したところで,授業はうまくはなりませんからねえ。そういえばアメリカ大リーグ・エンジェルスの大谷翔平選手も,昨年末のインタビューで「もっと野球がうまくなりたい」と答えれらえていました。前向きな向上心を持ち続けることが大切ですね。

「私は少しも恐れる子ところがない。私はこの世界に何事かをなさんがために生まれきたのだ」

さすが野口氏の言葉です。しかし,この言葉はどんな人にも当てはまります。どんな人も何事かをなさんがために生まれてきたのです。どんな人でも,世の中には必要なのです。

野口氏の言葉で,心が引き締まった新年を迎えることができました。

福島県猪苗代町で生まれた野口氏の生家は,今も同町に保存展示されています。是非,訪問されてみてください!