2023年2月13日月曜日

学校改革・授業改革に必要な条件

 学校改革・授業改革に最低限必要な条件があります。それは,全員が授業公開することです。当たり前のことですよね。かつて田中博史先生から公立学校日本一とお墨付きをいただいた新潟市立浜浦小学校は,1人年間3回の公開授業を行っていました。3回は難しいとしても,1回は行うことが最低条件ですね。

また,指導案は略案でよいですが,必ず作成することです。授業の流れを文章化することで,授業展開の細かいところが見えてくるからです。

最近は,例えば学年3クラスあったら,指導案を3名連名で1枚で済ます学校もあるようです。クラスが異なれば子どもも異なり,教師の指導の思いや主張も異ります。それが同じ指導案ということは,全く同じ展開を進める自信があるということになります。しかし,実際にはそうはなりません。

学校改革でお声がけいただいた学校には,全クラスの授業を参観させていただきます。3分ほどの訪問ですが,その先生の授業に対する姿勢や子どもとの関係,授業の作り方などが分かります。たとえ同じ指導案での授業であったとしても,教室の空気感は全く異なります。それは教室に入った瞬間に分かります。「温かいなあ」「冷たいなあ」と感じます。