2024年8月30日金曜日

ピラミッドのてっぺんを奇数に!

 台風接近に伴い,今日はオンラインで授業を行いました。

右図のような3段ピラミッドを使って,「一番上の段が奇数になっ


たら勝ちゲームをしよう」と投げかけます。 

最初に封筒の中から3枚の数字カードを取り出します。「10」「12」「2」が取り出されました。ピラミッドの最下段の好きな場所に数字を入れます。その後,それらの数字を上に向かってたしていくというルールです。

子どもたちは自由に数字を入れていきます。ところが,どこに数字を入れても奇数にはなりません。(ここまでは東洋館出版社「板書シリーズ5年上」と同じ展開です。しかし,この後は全く異なる展開となりました)

この結果を見た子どもから,次の声が聞こえてきました。

「2段目を奇数と偶数にしたらいい」

「奇数があったらいいんだよ」

「でも,奇数+奇数は偶数になる」

「だから,奇数だけではだめだ
よ」

「奇数+偶数は奇数になるよ」

「例えば7+1219だよ」

奇数+偶数が奇数になることを,具体的な式を例示して説明できました。オンラインでもこのような声が生まれてくるのがいいですね。

その後,最下段の数字を自分で決めて最上段が奇数になるピラミッドを作成していきました。

最後は,奇数+奇数が偶数になることを図


を使って考えていきました。奇数の図を「出っぱる数」と名付ける声も聞こえてきました。さらに,「でっぱる数とでっぱる数を合わせると,出っ張りが消える」との声も聞こえてきました。子どもらしいネーミングがイメージ化を促進しますね。

オンラインでしたが,リアルに負けない授業展開ができました! 今回のオンライン授業では「スクールプレゼンター」を使って授業を進めました。