「余った方が負けゲームをしよう」と投げかけます。2人でじゃんけんをして,2ますずつますの中を交互に印を付けていきます。最後に1ます余らせてしまった方が負けというゲームです。
4種類のゲーム用紙が封筒に入っています。その中の1枚を取り出しゲームを行います。2回ゲームを行いました。子どもから聞こえてきたのは,「2連勝だ」という声と「また引き分けだ」という2種類の声です。
「また引き分けだ」という子どもたちは,何かに気がついたようです。その気づきを聞いていきます。
「ますの数が2で割れる」
「だから引き分けになるんだよ」
ゲーム用紙のます目の総数が原因で,引き分けになると子どもたちは考えました。そこで,引き分けになったペアのます目の数を聞いていきます。
「24」「32」「48」
どのます目の数も2で割り切れます。一方,勝負が付いたペアのます目はどうなっているのでしょうか。
「35」「49」「25」「21」
どのます目も,2で割ると1余ってしまいます。これなら勝負が付きますね。引き分けになるます目は偶数,勝負が付くます目は奇数です。今回の学習の目的は,整数の新しい区分を見いだすことでした。
最後は,勝負がつくゲーム用紙(奇数)に取り組みました。3ます,5ますというシンプルなゲーム用紙を考えて子どもたちもいました。