子どもたちに「2つの小学校の好きな給食調べをしました」と,投げかけます。
東小と西小の好きな給食調べの人数を順次提示します。全ての情報提示が終わった段階で,「カレーが多いのは東小ですね」と投げかけます。この問いかけに頷く子どももいますが,「それは違う」「人数が違う」という声が聞こえてきます。
「全校生の数が多かったら,カレーが好きな人数だけでは調べられない」
「図でも分かるよ。大きな箱の中のカレーと小さな箱の中のカレーでは違う」
「№101の白が強いのはどっち(オセロ)の勉強と同じ。分数にして分母は全校生の数,分子はカレーが好きな数にしたら分かる」
「通分したらいいね」
全校生は東小は625人,西小は260人です。カレーが好きな人数をもとに分数で表現すると,250/625と117/260になります。「分母が多い!」とため息が漏れます。すると「小数にしたらいい」と声があがります。小数の割合表記に置き換えた方が簡単です。
結果は,東小0.4,西小0.45なので,西小の方がカレーが好きな人の割合が多いことが分かりました。オセロの学習とリンクすることで,この場面を乗り越えることができました。
その後,他のメニューも割合に置き換えます。しかし,このデータは種類数が多く,「分かりにくい」と子どもたちは考えました。そこで生まれてきたのが,グラフに置き換えるアイディアでした。多くの子どもたちは,円グラフを選択しました。円グラフが完成すると,次の声が聞こえてきました。
「カレーは0.5秒くらいぱっと見ても,どっちが多いかがよく分からない」
カレーの差は5%です。そのためか,その違いが分かりにくいという声です。そこで,この声を投げ返します。
「円グラフに何%とかけばいいよ」
「別のグラフにしたら?」
「帯グラフなら比べやすいかも」
「棒グラフもいいかもね」
円グラフの限界に子どもたちは気づくことができたました。このアイディアをもとに,明日は新たなグラフを作成していきます。