前回,円の駒巻きの円周の長さを調べました。ところが,その結果がバラバラになりました。その際,「もっと大きい円なら揃うかも」と声があがりました。
そこで,今回はもっと大きな円で円周の長さを測定することにしました。
先ずは,直径6㎝を実験します。平均値は18.9㎝でしたが,実施の結果にはかなりのズレが生まれてきました。
すると「道具を揃えたらズレないんじゃないかな」と声があがります。そこで,全員が持っている縄跳びで調べることにしました。
すると,平均値の18.9㎝前後のデータが多くなりました。道具を揃えて,円を大きくしていくと,データのズレが少なくなるようです。
次に,直径を8㎝に拡大して実験します。ややズレはありましたが,平均値は24.3㎝になりました。
すると,この結果を見た子どもから声があがります。
「直径が1.333倍になると,円周もだいたい1.333倍になって比例している」
「円周は最初の円が,直径のだいたい3倍になっている」
「本当だ」
「2番目の円も,直径のだいたい3倍」
「3番目の円も,直径のだいたい3倍になっている」
直径と円周の関係,「直径と直径」と「円周と円周」の関係を関数的に捉える声が生まれてきました。果たしてこの関係はどんな円でも当てはまるのでしょうか・・・。