2月1日(土)は本校の研究発表会でした。私の授業には130名を超える先生方にお集まりいただきました。遠方から参加されて方もいらっしゃいました。ありがとうございました。
本校の研究テーマに合わせて「どこを残す?本四連絡橋」の授業公開を行いました。国の莫大な財政赤字や本四連絡橋の莫大な建設費とその利払いと将来に渡って続く修繕費を総合的に判断し,淡路島ルートの廃止を私が提案します。この提案に対して,子どもたちが考えを構築していく展開でした。
最初は,自分の感情で意見を作ります。次は,本四連絡橋公団などが作成した客観的データを分析して意見を作ります。最後は,淡路島島民の声を聞いて意見を作ります。
この3段階の過程を通して,子どもたちが考えを構築する視点を多面的に獲得し,自分の考えの論理を複合的に構築していきました。当初,廃止賛成だった子どもの中の3名は,最終場面では廃止反対へと変化しました。島民の生の声や橋ができたことで生活が改善したことを実感したことが,その理由でした。
かわいさの中で,真剣に考えて議論する子どもたちの姿,いかがだったでしょうか。