2025年2月25日火曜日

裏返しはどうする?

「底面が正三角形の三角柱の展開図を作ろう」と投げかけます。先ずは,1つの展開図を代表の子どもに作ってもらいます。当然ですが,「まだある」「たくさんある」と声があがります。子どもたちは,その数を「5」「7」「9」「10」など様々に予想します。数にズレが生まれてきました。

そこで,展開図は本当は何個あるのかを実験します。子どもたちの実験が始まってしばらくすると,「裏返したのは・・・」と声があがります。
板書左のA・Bの2つの図形を同じと見るか別と見るかが問題となりました。一般的にはこの2つは裏返すと同じ形なので,同じ形とします。しかし,子どもたちの半分はこれを別々にしたいと考えました。この裏返し論争は平行線を辿りました。それぞれに子どもたちのこだわりがありました。

結局は自分が選択した分類のやり方で展開図を作っていくことになりました。前半で時間を使ったため,すべての展開図を見つけることはできませんでした。しかし,前半の子どものこだわりはすごかった!