かけ算学習のまとめとして,空白のかけ算九九表に答えを埋めていく学習を行いました。その活動の中で子どもから,「おもしろことがある」「きまりがある」という声が聞こえてきました。すぐにきまりを見つけようとする姿が育ってきたことにうれしくなります。
さて,子どもたちが見つけたおもしろいこととは一体どんなことでしょうか。1つ目のおもしろさは,次のことでした。
「かける数1の下は1,2,3・・・となっていて,かけられる数の1の横も1,2,3・・・となっている」
「かける数2の下は2,4,6・・・となっていて,かけられる数の2の横も2,4,6・・・となっている」
「だったら,3の段も4の段もそうなっている」
同じ数字の並びが,縦方向・横方向に見えることを見つけてきました。この数字の並びが「トンネルに見える」と感じる子どももいました。きれいな数字の並び,同じパターンの数字の並びに子どもたちはおもしろさを感じるようですね。
次に生まれてきたのは,次のおもしろさでした。
「斜めに見ると,1×1=1,2×2=4,3×3=9・・・で,答えが斜めにつながっている」
「かけられる数とかける数が同じ数字をかける答えが,斜めに並んでいる」
斜めに並ぶ数字を作るかけ算の式の数字がぞろ目で構成されるというおもしろさを感じたのです。こんなおもしろさを感じるのもよい感性ですね。
九九表のきまりはまだまだあります。この時間はこの2つの発表で時間オーバー!楽しい時間となりました。