2023年9月4日月曜日

?ならべベームをしよう!


子どもたちに「?ならべゲームをしよう」と投げかけます。トランプの七並べゲームに近いルールの数字カードを使ったゲームです。
教室を4チームに分けます。各チームに1〜20の数字カードを4等分したカードを配ります。七並べは最初に7のカードを出しますが,このゲームでは5,10,15のカードを出します。
先ずは「5」のカードを持っていたチームが貼ります。次に,「10」のカードを持っていたチームに,そのカードを前に持ってきてもらいます。ここで私は,次のように子どもに投げかけます。
「みんなだったら,10をどこに貼りますか?」
子どもたちが,ホワイトボードを指さします。代表のT子が前に来ます。T子は5を見つめます。その後,5の右側を見つめながら,頭を上下に5回動かす動かしながら,視線が右へと動いていきました。その後「10」のカードを貼りました。そこで,「T子はなぜ頭を動かしていたのかな。気持ちは分かるかな」と尋ねます。
「5の次から,6,7,8,9,10となるから」
「5」のすぐ右側に「10」を貼るのではなく,6,7,8,9という4つの数字が間に入ることを意識した説明です。この説明に子どもたちも納得です。
「15」のカードも同様に貼っていきます。
「5」「10」「15」のカードが貼られたとき,「5ずつ増えている」という数の変化の決まりに目を付けた声も聞こえてきました。

その後,七並べと同じように4チーム対抗戦で,カードを貼っていきました。子どもたちは,1〜20の数の順番を意識しながら,カードを貼っていくことができました。
たった4チームしかありませんでしたが,貼ることができる数字がなくて何度もパスをするチームもありました。
ゲームを進めながら,数の大小関係や順番を明確にしていくことができました。合計2回のゲームを行いました。

本実践は「板書シリーズ1年上」東洋館出版社に掲載された授業を参考にしています。