2023年12月11日月曜日

4枚は5つできるの?

 三角でのぴったとシリーズの続きです。この日は,4枚の三角で何種類のぴたっとシリーズができるのかを実験します。前回の学習で,4枚なら5種類できることに大きな自信を持っています。果たして,子どもたちの予想通りになるのでしょうか。

子どもたちは配られた4枚の三角で実験を行います。しばらくすると,「5つできた」「私も5つできた」と声があがります。

ところがしばらくすると,「6つできた」「7つできた」という声が聞こえてきました。5つできると信じ込んでいた子どもたちからは,「えっ?」「本当?」と驚きの声が聞こえてきます。5つのぴたったとシリーズが完成して安心していた子どもたちの手が動き出します。

やがて,それらの子どもからも「9個ありました」「10個ありました」などの声が聞こえてきました。

その後,ホワイトボードでぴたっとシリーズの図形を確認していきます。発表された図形の中のいくつかは,「あれと同じ」「くるりんぱしたら①と同じ」と声があがります。回転や裏返すと同じ形になることへの気づきも生まれてきました。

この時間で見つかったぴたっとシリーズは14種類ありました。子どもたちの当初の予想は外れてしまいましたが,14種類以外にもあるのではないかと考える能動的な動きがこの後も続きました。